フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

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試験週間になりました!

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試験週間が始まりました。

2週間で6教科の試験。

私は理系の大学に通っているので、普通の授業では文系の人たちよりも文章を書く量が少なく、いつもラッキーと思っていたのですが。。。

試験は結構記述が多く、予想外の痛手を食らっています。

もともと文系の人間なので数学・化学・物理あたりは苦手なはずなんですが、それでもフランス語の文章を書いて答える問題よりは数式を解いて答える問題のほうがストレスが少ないです。



さてさて、フランスの大学に入るには、勉強したい学部がすでに日本で勉強した分野と同じである必要があります。

例えば、フランスの医学部のマスターに通いたければ、日本の4年制大学の医学部で勉強をしていなければいけないということになります。

フランスの大学1年次から始めたい場合は少し話が変わります。

フランスの大学入学試験はバカロレアという、日本でいうところのセンター試験のようなものがあり、このバカロレアの文系タイプ・理系タイプ…といった試験をパスしてタイプに対応した学部への入学が認められるのです。

なので、フランスの大学1年時から勉強を始めたい人は、バカロレアの成績か、それに準ずるものが必要になります。

日本人出る私たちにバカロレアの成績を用意することは無理なので、それに準するものとして高校卒業時がそれ以降の成績証明をフランス語に訳して提出することになります。

こうすれば、バカロレアの成績がなくても、出願者の成績がどれくらいのものであるかわかる、ある程度の目安になりますよね。

因みに、日本の成績システムはヨーロッパのそれと比べて格段に緩いので、日本でそこそこの成績をとっていればフランスではかなり高評価とみなされます。(日本人でよかった…)


さて、フランスの大学の受け入れシステムというのは、いままで学習をしてきた他国の学生を、さらにフランスの教育機関で知識を深めさせるために入学を認める、ということなので、違う分野への出願というのはそもそも 想定されていないことなのです。

とはいえ、私を含め、今まで日本でしてきた勉強とは違うジャンルに入学希望を出して、めでたくそれが通ったという留学生はたくさんいます。

カギは、学習以外に今まで何をしてきたのか(職務経歴やさまざまな活動など)を評価されて入学を許可されたり。

あるいは、志望動機書でどうしてもフランスのこの町のこの大学で勉強をしたいんです!と熱望すると入学が認められるようです。(千と千尋みたい)

まぁ、大体みんなそのあとに面接を受けさせられて、また志望動機とかを受け答えしなくてはいけないんですが、まずは提出書類でどうしても勉強がしたい!という熱意を見せておくと、自分が今まで勉強したことのない新しいジャンルを勉強するチャンスを得られる可能性があるのです。




というわけで、私は根っからの文系人間だったのですが、今ではこうして数式の問題に日々追われているのです。

自分の勉強したいことが明確に決まっているのであれば、新しい分野でもチャレンジできるという点も、フランスに留学する利点の一つだと思います。