CM, TD, TP?? フランスの大学の授業
検索からこの記事にたどり着いた人は、きっとフランスの大学に通っていて、授業の名前がわからない人のはず。
大学の授業だけに限らず…
フランス語に限らず、欧米の言葉ってアルファベットのカ頭文字だけをつなげた省略語がとても多いのです。
有名なところではUNESCOや、日本人の緒方貞子さんがいたUNHCR(フランスではHCRとも)。その他、EDF, CEA, TERなど、日々の生活の至るところで省略語を目にします。
TDってなんだ!?
そんな感じで、知らないとなかなか理解のできないフランス語の省略語。
僕がフランス語の大学で勉強を始めたときも、重要な言葉が省略されすぎていて、意味がわからなくて途方に暮れました。
そのなかでもトップクラスで、意味がわからないがゆえに困ったのが、CM, TD, TPという言葉。
これは、それぞれCM(cours magistraux), TD(travaux dirigés), TP(travaux pratiques)という言葉の省略です。意味は、それぞれ「講義」「演習」「実習」。
授業のタイプを指し示していたんですね。
これが分からないとキツイ!
例えば、学期の最初の授業では、その教科の点数配分について「試験の点数配分はCM40%,TD30%,TD30%。CMの最終点数はCC1CC2の平均とpartielが50:50で、règle du maxが適用されます。」なんてことをさらっと言われるのです。・・・宇宙語デスカ??
また、授業予定を見ても、TPの意味が分かっていなければ、行ってみてびっくり、なんと今日は実験の日でした!なんてこともあるので恐怖です。
まぁ、そうならないためにも事前に周りの人たちに聞いてはいたのですが、そもそもフランス人たちもちゃんと理解していないことがあったので、油断は禁物です…
おわりに
CMとかTDとか、そういう名前の他にも色んなところで、さも「みんな知っていて当たり前」な感じでぶっこまれる省略語たち。もちろん僕たちはそれらの言葉に慣れ親しんでいるわけではありませんし、仮にもとの言葉を日本語で知っていてもフランス語になるとアルファベットの順番が変わる(例えば、DNAはフランス語ではADN)ので、分からないときはこまめに問題を解決することが大切です。。