かっこいいラテン語を紹介するよ!知っておいて損はない…かもしれない4つのラテン語の銘文
フランス語って、ルーツを辿ってゆくとラテン語に行きつくんです。
(正確にはその前にガリア人の話していた言葉とかもあるんですが…今回それは無視!)
ラテン語っていうとあれですよ。ローマ帝国とかで話されていた言語です。ジュリアス・シーザーも、カエサルも、マルクス・アウレリウス・アントニヌス(笑)も話していた言語なんて、なんかロマンがありますよね~。
「ロマン」という言葉は、フランス語のromanが語源です。このromanという言葉も、ローマ帝国で話されていたラテン語と無関係ではありません。つまり、どこからみてもラテン語にはロマンが満ち溢れているのです♪
そこで、今回は僕が勝手に選んだ4つのラテン語の有名な言葉を紹介します。いつ役に立つ知識なんだ、と聞かれても「いつか新しいタトゥー入れたくなった時くらい」としか答えられませんが…^^
mokuji
その日を摘め
Carpe diem ~カルペ・ディエム~
これは英訳の”seize the day”として、既に知っている人もいるのではないでしょうか。
直訳すると「その日を摘め」ですが、意味としては「その日を満足に生きろ」ということです。
スペインに住んでいた時に初めてこの言葉を聞き、carpe→鯉、diem→なんか神様っぽいもの(スペイン語のcarpa dios)と勘違いし、「あぁ…コイキング?」と思ったのは恥ずかしい過去です。
あなたは日々をCarpe diemできていますか?
我思う、故に我あり
Cogito ergo sum ~コジト・エルゴ・スム~
フランスの高名な哲学者、ルネ・デカルトの遺した言葉。
僕は哲学が嫌いなので、意味がよく分かりません。でも、友人に相談を持ち掛けられて答えに詰まったときは大体、「コジト・エルゴ・スム。なんとかなるさ」って言います。意味は分かってませんが。
フランス人にあなたのフランス語能力を馬鹿にされたときは「コジト・エルゴ・スムって知ってる?レナトゥス・カルテシウスの言葉だけど…」と言ってやりましょう。「なにそれ?」と聞かれたら、すかさず「フランス語ではJe pense, donc je suis。René Descartesの言葉ね。」と、ラテン語の2重パンチをいれてみましょう。絶対に嫌われること請け合いです。
先験的に
A priori ~ア・プリオリ~
これは日本語でも使われる言葉です。
意味は「先験的に」と、ちょっと難しい言葉ですが、実際は「既に分かっていること」に対して使われます。
「ボブ・ディランがノーベル賞だって。マイケル・ジャクソンにノーベル賞が贈られるのも時間の問題だな。」
「ア・プリオリ、彼はもうこの世にいないから受賞資格がないけどね。」
なぜこのラテン語の言葉を選んだかというと、大学の授業で頻繁に出てくるからです。
アカデミックな人たちって、往々にしてこういう難しい言葉を好んで使いたがるんですよね。
今が飲むとき
Nunc est bibendum ~ヌンク・エステ・ビベンドゥム~
夜の街に繰り出した時はコレです。
「今夜は飲もーぜー!」なノリの時に使えるフレーズ。おそらく、今回紹介した4つのフレーズの中で最も意義のあるものではないでしょうか。
ただし、騒々しいバーでこれを言ったところで、ラテン語に精通した人がいなければただの意味不明な呪文となって立ち消えになります。「お、こいつ酔ってろれつが回んなくなってんな」と思われたくなければ、あえて使うことは控えましょう。
超優秀なgoogle translator
なんと、google translatorには死語のラテン語翻訳機能もあるんです。
そして、google translatorには翻訳以外にもう一つ便利な機能が。それは、入力した文章を読んでくれる機能。これで気になるラテン語の読み方も簡単にわかっちゃいますね。
皆さんも日常生活でラテン語を使って、日々にちょっぴりのロマンを取り入れてみてください^^