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フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

国境越えは厳しくなってきている>意外とそうでもなかった件

フランス生活

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まだスペインネタを引っ張ります(・ω・`)

6月後半と7月後半にスペインへ行った際に気になったことがあります。

それは、スペイン-フランス間の国境で行われている検問。

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国境警察

 

日本のように完全に海に囲まれた島国ではないことですが、ヨーロッパなど国が陸続きの場合は陸路で簡単に隣の国に移動できてしまいます。そのときに、警備体制が整っている国であれば国境付近には警察がいて検問をするのです。

例えば、スペインーフランス間を地中海沿いで陸路で移動しようとすると、高速道路を使って車でスペインに行くことができます。このとき、国境付近で警察官に呼び止められて検問を受けることがあります。

 

「受けることがある」と言う言い方をした理由は、これが毎回行われるわけではないから。

 

 

 

いたりいなかったりする警察官

 

最近のようにテロが多く起きれば、おのずと人の移動の監視体制は厳しくなり、検問も強化されるのが一般的です。しかし、ほんの3年ほど前、つまりテロ行為がここまで盛んに起きていなかったころなど、国境での検問というのはあまり見かけることがありませんでした。日本の飲酒運動撲滅キャンペーン期間のように、なにか理由がある場合に人員が置かれるといったような状況でした。

 

それが、昨今のテロ行為の常態化で検問体制が強化…されたかと思いきや、実はそうではなかったというのが今回の問題点。

 

そもそも、フランスからスペインに入るときに検問にあったことは一度もありません。スペイン側で検問している警察官がいないのです!これではスペイン側にどんな素性の人が入ってきてもわかりませんね。

問題は、今自分が住んでいるフランス側の検問です。こちらでは、過去1年間ではバスで毎回通るたびに路肩に停車させられて、警察官がバスに乗り込んできて、一人ひとり身分証を提示して…という確認作業が始まるのです。

 

 

疑わしきはしょっぴく

 

6月にスペインからフランスにバスで帰ってきた際も、フランス側に国境を抜けたところで警察の検問がありました。乗り込んできた警察官は、まるでシベリアンハスキーのような鋭い眼光の2人。がっしりとした体格の男性警察官は黙々とIDカードやパスポートのチェックを進めていきます。

何も問題なく終わるかと思ったとき、何やらバスの後ろのほうでざわざわ。数分の話し合いがあった後、それまでバスに乗っていた女の子が荷物をまとめてバスから降りるように言われました。

警察官と彼女を下したバスは、荷台につんであった彼女のトランクを下したらブォーンと発進し、彼女はそこで置き去りに。

 

おぉーやっぱりこんなこともあるんだなぁ、と思ったと同時に、フランスのセキュリティって(少なくともスペインよりは)しっかりしてる、と思った瞬間でした。

 

 

 

見た目からしてゆるい警察官

 

そして、7月に同じようにスペインからフランスにバスに乗って帰ってきた時の事。ニースで悲劇的な事件が起きた後の事です。

例によって国境を越えてフランス側に入ったところで、警察官に検問で呼び止められたバスは路肩に停車しました。

乗り込んできた警察官は、またしても2人。しかし、今度の警察官はおめめパチクリで口角の上がったいかにも優しそうなおじちゃんと、ふくよかな体つきで運転手と話して豪快に笑う愉快なおばちゃんの2人組。

運が悪いことに、そのとき僕はパスポートをトランクの中にしまって、バスの荷台に預けてしまっていたのです。持っているのはフランスの滞在許可証と学生証のみ。因みにフランスの滞在許可証はあと2ヵ月ほどで切れてしまうため、前回のウルフ系警察官には「こんなに短い有効期限で、一体君はフランスに何しに行くんだ?」とケチをつけられ、パスポートの有効期限や移民許可証と自分の学生であるステータスを説明してやっと理解を得た、という経験があるのです。

あーまずいなぁ、パスポート取りに行かないとダメかなぁ…なんて考えながら滞在許可証を提示したところ、「へぇー君日本から来たの!日本で悲しい事件があったみたいだね。気を付けるんだよ!」と言って滞在許可証を返されました。へ?それだけ?

前に座っていたレユニオン島からきた男性には、「僕の弟がレユニオンで仕事をしていてねーはっはっは」なんていう世間話が始まり。おじちゃん、おばちゃん、とりあえず車内の全員とお話をして検問終了☆

 

あれーオランドさん非常事態宣言を延長するって苦しそうな顔つきで言ってなかったっけー?日本、っつーかあなた方の国も危ないんですけどー。もうちょっと頑張って(;_;)

 

 

 

国境越え

 

国境を超える場合主に空路、陸路、海路がありますね。

空路の場合は空港でセキュリティーチェックを受けます。これは誰もがご存知の通り、かなり念入りなチェックを受けることになります。僕は髪が長くて、後ろにちょこっと"おだんご"を作っていたら、セキュリティーチェックのおにいさんにムニュムニュって髪をもまれたことがあります。何も隠さないわこんなところに…

 

陸路の場合、今回のように大人数がのるバスなんかは停車させられますが、一般の車は停車させられない場合がほとんどです。よっぽど何かしらの緊急事態でない限り、すべての車を調べ上げていたらきりがないですからね。

 

そして、船を使って海路で国境を越えてくる人たちは、もはや手の施しようがありません。もちろん、人が多く乗りつく港では検問が実施されていますが、すべての港をカバーできているわけではないので、限界があります。

 

また、検問もテロ行為云々というよりは、例えば違法な量の酒類を持ち出さないかとか、危険な薬物所持がないか、というほうに重点を置いて実施されている検問もあるのです。

 

うーん、なんかもうちょっとしっかりやってくれないと、ちょっと不安というかなんというか。警察官も毎日同じような仕事で大変だと思うけど、やっぱりリスクが高まっている今くらいは、丁寧に入出国の管理をしてもらいたいですね。