フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

コスモ・カイシャ┃バルセロナの科学生物博物館

sponsored link

先日、とても気になるピアノの演奏会がバルセロナであったので、ほぼ日帰りでバルセロナに行ってきました。

直後に試験が控えていなければ、もうちょっとゆっくりしたかったんだけどなー。

 

f:id:bantan19:20160623220849j:plain

 

 

mokuji

 

 

 

 

 

 

簡単に行けるバルセロナ

 

僕の住んでいる南仏・モンペリエからバルセロナまではとても行きやすいのです。時間的にも値段的にも。

今回は、演奏会の2日前にチケットが残っていることに気が付いたため、それから慌てて移動手段のチェックを開始。結局、行きはBlaBlaCarという車の相乗りサイトを使って予約、帰りはバスを予約。どちらも所要時間は3時間半で、往復40€で行けました(^^)v

 

ちなみに、電車で行っても3時間半です。値段は高いのに。。。

 

 

 

空いた時間で気になる科学博物館へ

 

今回の旅の目的は20:30から始まる演奏会だったのですが、昼に到着して時間が空いていたため、以前から気になっていたコスモ・カイシャという科学生物博物館に行ってきました。

場所は市内から少し離れていて、イメージとしてはガウディの作った有名な公園・グエル公園方面へ行く感じです。

 

この博物館は、スペイン大手銀行のカイシャ(La Caixa)基金によって作られたもの。

建物自体はジョセップ・ドメネク・イ・エスタパというモデルニスモの建築家によって建てられました。モデルニスモといえばガウディですが、ドメネク・イ・エスタパはそんなに有名ではないですね。彼の他の作品には王立科学アカデミーなど興味深いものがあるのですが。。。

20世紀初頭に建築されたこの建物は、その後、視覚障碍者用の保護施設に使われたりした後、カイシャによって現在のような科学博物館になりました。

 

f:id:bantan19:20160623211130j:plain

 

写真前面の外壁は、いかにもバルセロナ!といった感じで、モデルニスモ臭がプンプンしています(笑)素敵。

この古い建物をそのまま保存して、裏手に新しくガラスと鋼鉄をテーマとした部分を増築して、現在の科学生物博物館として生まれ変わったのです。

昔の格好いい建築を残して新しいものを作り上げる。バルセロナ人の十八番ともいえるこの技術ですが、何回見ても感動します。

 

 

 

欧州最大級の科学博物館

 

この科学博物館の総面積は、なんと50,000㎡以上もあり、その展示規模は欧州最大級なんだそう。僕が以前住んでいたバレンシア州にも大きな科学博物館があるのですが、それと比べてもけた違いに大きかったです。

 

f:id:bantan19:20160623211659j:plain

 

入り口で迎えてくれたトリケラトプスの頭部。

生物に重点を置いている博物館なので、地球誕生から生命の進化を建物全体で時系列的に順を追って説明しているのが面白いところ。

原始人が今の街中に現れたら…という面白いセルフィ用のセット。妙にリアルすぎて気味が悪い…

f:id:bantan19:20160623212140j:plain

 

僕は火曜の平日に行ったのですが、やはり欧州で規模の大きな科学博物館というだけあって、他の国からの中学生たちが旅行でたくさん来ていました。

生物に関する展示のほかにも、物理や気象学、化学に関する展示コーナーもあって、結構みんな興味津々。こうやって未来のエキスパートが誕生するのか…。

ちなみに、何かを触れながら学習することは、脳内でドーパミンが多く出された状態で情報が5感から入ってくるので良いそうです。それをコンセプトに、この博物館ではtoca toca(英語でいうところのtouch touch)という、生き物に触れながら学習をするというコーナーが設けられていました。

 

 

 

博物館の目玉!巨大なアマゾンの屋内ビオトープ

 

ここの博物館の目玉は、何といってもアマゾンの熱帯雨林を再現したコーナー。

f:id:bantan19:20160623212921j:plain

 

植物、魚類、爬虫類、両生類、鳥類など、あらゆるタイプの生き物がこのビオトープ(生物息空間)に入れられていて、この中で生物環境のサイクルが行われているのです。

多様な生物ももちろん興味深いのですが、熱帯雨林らしく、たまにスコールのような大雨が人工的に降ってきたりするので、見ていてなかなか飽きません。

 

 

 

存在感たっぷりのアマゾンの大樹

 

博物館の展示コーナーに入ると、まず地上階から地下5階まで螺旋状のスロープを降りてゆきます。

f:id:bantan19:20160623213626j:plain

 

ここで螺旋の中心を突き抜いているのがAcariquaraというアマゾンからきた巨大な木です。名前の由来は、この木が水の中にあるとき、木の表面にある無数の窪みにうろこの硬い種類の魚が多く潜んでいるから(Acariquara=硬鱗魚の窪み)だそう。そんなことはどうでもいいのですが、この木の表面を見ていると、バルセロナにある有名なあるものを連想しませんか?

 

f:id:bantan19:20160623214618j:plain

 

そう!ガウディが建築したサグラダ・ファミリアの塔です!

f:id:bantan19:20160623214805j:plain

 

実は、ガウディはこの種の木の表面からサグラダ・ファミリアの塔のデザインを思いついたんだそう。なんとも奇抜なアイデア。

…という風に、自然とバルセロナの文化についても紹介されている科学生物博物館。

 

 

 

バルセロナ旅行ついでにおすすめのスポット?

 

ここまで長々とコスモ・カイシャ科学自然博物館の紹介をしてきましたが、はっきり言ってバルセロナに旅行できた人にお勧めできる観光スポットではありませんでした(笑)

もちろん、科学が好きな人、子連れのひとなんかは楽しめると思うのですが、説明がすべてカタルーニャ語・スぺイン語・英語でしかないこと、立地的に行きやすい場所ではないことを考えると、あまりお勧めはできません。

建物の建築様式も、同じ様なものが市内にはたくさんありますからね…

 

それでもここに行ってみたい!という奇特な方は、こちらのサイトを参考にしてください。行き方が詳しく紹介されています。

コスモ・カイシャへの行き方(FGC→バス) | バルセロナ ウォーカー バルセロナ ウォーカー

 

ちなみに、コスモ・カイシャの近くには、ガウディの建築したフィゲレス邸があったり、地下鉄最寄りのティビダボ駅(Tibidabo)から北にのびるティビダボ通りには、個性的な建物が所狭しと並んでいて、とても美しいので行って失敗!というところではないと思います。すこし足をのばせばTemple Expiatori del Sagrat Corという素敵な寺院にもあります。

f:id:bantan19:20160623220646j:plain

 

 

 

広告を非表示にする