フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

日本人大苦戦!フランス語のdeの使い分けについて、僕の思う事。

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cours de français (フランス語の授業)、cours du soir(夜間学校)

 

フランス語をある程度勉強してくると、このような言葉を見ることで嫌な気分になると思います。

 

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終わりなき闘い ~deの使い方~

 

冒頭で紹介した2つの言葉の、何が厄介なのでしょうか。

それは、一方はdeを使っていますが、もう一方ではduが使われているという点です。

読むときには特に障害になることではありません。問題は作文をするときです。いざ真っ白な紙にフランス語の文章を書こうとしたときに、「あれ、cours DE françaisだったかな?それともcours DU françaisだったかな?」なんて考え込んでしまうことがあると思います。

 

え?そんなことないって?

確かに、cours de françaisは、学生であれば日常的に良く目にする言葉だから迷うことがないかもしれません。では、「フランスの歴史」ではどうでしょうか?histoire DE France? それとも histoire DE LA France?でしょうか?「日本の歴史」と言いたいときは?

 

フランス語のdeには決まりがない?!

 

一応いくつかのケースにおいては、決まったdeの用法というものがあります。こうしたものはまとめて一気に覚えてしまうと、生活のいろいろな場面で役に立つことでしょう。

 

例えば、上に書いた「フランスの歴史」「日本の歴史」については、こちらのサイトで詳しく解説されています。これを機にしっかりとチェックしましょう。

 

class.kitakama-france.com

 

当ブログでは、以前「deはゼロの数量のモノの前につく不定冠詞」という言い方で、deについて考察したことがあります。こちらもチェックしていただければ嬉しいです。

 

francium87.hatenablog.jp

 

フランス語のdeに関する規則をしらみつぶしに調べていけば、いつかは何かしらの法則性が得られるかもしれません。しかし、実際のフランス語には文法規則からはみだした「例外」が数多く存在しているので、deの法則性を見つけたところで骨折り損になってしまいます。

フランス語の先生にdeの用法に質問をしても、誰一人としてこれだ!という明快な解説ができる人はいないはずです。このことから、フランス語のdeの用法をマスターするのは、私たちのような外国人にとっては至難の業であることが分かるでしょう。

 

 

フランス語のdeの用法に対する、あるアプローチ

 

そこで僕は考えました。

「フランス語のdeって、日本語で言うところの何なのだろう」と。

 

特に僕たちが混乱しやすいのが、名詞 + de + 名詞という、名詞のサンドイッチになった時に、間に来るのがde /du/ de la のどれになるかという事ではないでしょうか。

 

例えば、「本日の定食」であるplat du jourは、duが名詞と名詞をつないでいます。

duというのは、分解するとde + leになりますね。cours de françaisの時の様にdeだけを間に入れるのではなく、わざわざ定冠詞であるleを足しているわけです。わざわざ足すという事は何を意味しているのか。これは、およそ日本語で言うところの「の」を足している感覚ではないかと思うのです。「本日定食」ではなく、「の」を足して「本日の定食」とする感覚です。

例えば、「ポイントカード」であるcarte de fidélitéではどうでしょうか?(手元にある物で例を考えているので、陳腐でスミマセン…^^,)先ほどの解釈を適用すると、「ポイントのカード」ではなくて「ポイントカード」という感覚が現れているかと思います。

 

ここで知っておいて欲しいのは、これはあくまで一つの暗記をするための解釈の方法であって、これがdeの用法ではないという事です!!!

 

冒頭に出した2つの言葉を改めて見てみましょう。

cours de français は「フランス語授業」→「フランス語の授業」ですし、cours du soirは「夜間の学校」→「夜間学校」です。上で説明した"de"=「の」の件は、「暗記のためにはこういう解釈の仕方があるよ」というだけのことです。日本語の語感をそのままフランス語に適用することはできません。

 

例えば、ダーウィンの唱えた「進化論」はフランス語で言うとthéorie de l'évolutionとなります。先ほどの僕の説明を鑑みると、「進化の理論」となるわけです。僕は進化論という言葉を覚える時に、どうしてもdeだけなのか、 de + leの2つが必要だったか覚えられなかったため、「フランス語ではわざわざ『進化の理論』っていうんだ」という独自の解釈法を一枚挟むことで暗記に成功しました。この方法は、同様に相対性理論(théorie de la relativité)にも使えます。

 

おわりに

 

一見すると頭の中がややこしくなるような気がしますが…実際ややこしくなりますw

deの用法は、むしろ定冠詞の使い分けなどがきちんと理解できている人にとってはあまり難しくないのでしょう。しかし、日本人にとって定冠詞の使い分けも鬼門。どうしてもdeの使い分けが分からなくて困っている*1という人は、今回紹介した方法を試してみてください。これで暗記がはかどれば儲けものです^^

 

*1:+_+