【Déclaration des revenus】やった?┃フランス滞在者は収入申告するべき
日本にいても海外にいても、どこにいても税金の呪縛が厳しい…(´・ω・`)
税金取り立てのために必要なのが、市民一人一人の収入申告です。
私はフランスで収入ないから関係ないわー。って言ってると、いつか損してしまうかもしれないですよ。
収入申告がありました
年に一回、この時期になると収入申告の紙が、centre des impôts(税務所?)から届きます。
書面に必要事項を記入して、税務署に持っていきます。
もしくは、2回目の申告からは自分のアカウントをネット上に作って、そこから申告手続きを済ませることができます。
締切は各コミューンによって異なるのですが、僕の住むモンペリエ市の場合は、2017年の場合、書面申告が〜5/17、ネット申告が〜5/30まででした。
…つまり、もう締め切られています。
無収入でも申告できる
収入証明は無収入の人でも申告できます。
というより、無収入であることを申告する必要があり、また、申告した方がいいと思います。
理由は後で書きます。
無収入の人、つまり契約書を交わして労働をしていない人は、家に申告書類が届くことはありません。
また、仕事を始めたばかりでも、書類は来ないようです。
その場合は、自分で最寄りの税務署に行き、書類をもらってきます。ネットから書類のダウンロードもできるかも。
収入証明
僕も今まで、何のために収入証明をするのか知りませんでした。
友人たちに聞いても「フランスに長くいる予定があるなら、しておいて損はないよ」くらいの事しか言われなかったのです。
フランスと日本の間には、収めた年金を共有できる制度があります。いつか日本に帰ったときに、フランスでどれくらいの年金を収めていたかの証明にでもなるのかな、と考えていました。
でも、収入証明には大きな役割があるのです。
それは税金に関することなのですが、特に無所得・低所得者にとっては重要です。
つまり、収入証明を提出することによって、税金を支払う能力があるだけの収入がないとみなされれば、フランスでの納税が免除されるのです。
フランスの住民税(taxe d’habitation)
フランスの住民税も日本と同じようなシステムで徴収されます。毎年、1/1に住んでいる場所に対して税金を支払わなくてはいけません。
僕は2014-2015年に、友人とルームシェアをしていました。
自分たちが契約主として住んでいたアパルトマンだったのですが、その家に対する住民税の徴収が先日届いたのです。時空を超えた挑戦状。
その金額、ざっと1300€。
しかし、その税金の徴収はルームメイト宛に届いていて、彼はフランスで仕事をしていない、つまりフランスでは無収入だったので、結果的にこの税金は免除となりまします。ほっ😥
収入申告をする意義
収入申告は、「フランスに長くいるならすると良い。」という曖昧なものではなく、収入申告を予めすることによって、節税ができるということが分かりました。
また、仕事などしていなくて、フランスでの収入がゼロの人も、「無収入」を申告できるというところもポイントです。
ちなみに、外国人学生だったり、低所得の場合は非課税対象(exoneration)や、減税対象(aeattement, de...)になります。減税の場合は分かりませんが、非課税であれば申告期日が過ぎていても書類提出を認めてくれる場合があるので、申告を忘れていた人は諦めずにチャレンジしてみましょう。