フランシウム87

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外国人学生に人気!日本の歴史まとめ動画

海外にいると、ふとしたことをきっかけに、日本について考えてしまうという事がよくあります。

例えば、「いただきます」という言葉に対応するフランス語は"Bon appétit"ですが、"Bon appétit"は人が人に言う「召し上がれ」に近い感覚で使うのに対して、「いただきます」の方向は人ではないですよね。

 

こんな感じで、日本語、ひいては日本というものを外側から(他の文化と比較して)考えるというのは、海外にいることで力のついていく、ひとつの能力だと思います。

今回は、日本文化の比較ではないのですが、日本の歴史を日本の外側の視点からとらえた時にどのように映るのか、ちょっとおもしろいタッチで作られた動画を紹介したいと思います。

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History of Japan

 

以前からこの動画は目にしていたのですが、数人の外国人の友達に「これ知ってる?」って言われて、この動画も認知度のあるものなんだなぁと気づかされました。

 


history of japan

 

「歴史は勝者によってつくられる」と言われるくらい、歴史の解釈は人・時代によってさまざまなので、ここで紹介されていう歴史がどうのこうの…ということは考えないで。

純粋に見ていて、はぁ~やっぱ日本人って米ばっかり食べてる印象強いのね。みたいな感じが読み取れて面白いと思います。

 

そういえば、海外で生活をしていると、こっちの人は自分たちの国の歴史についてとても詳しいことに驚かされます。僕が日本の歴史に関して疎いというのもあると思うのですが…

加えて、歴史からつながる民主主義の変遷とか、そんなことについても、質問するといろいろと話してくれます。言っていることが正しいかは別として。きっと、興味があるのでしょうね。

反対に、日本では一般的に覚える年号という概念が彼らにはあまりないように思います。フランス革命がなぜ起きたのか、レコンキスタがどうして必要だったのか、という点に関しては、ものすごくアツく語ってくれるのですが、では、同じ年代で中国の歴史では何が起きていた?インドネシアでは?という横のつながりにはめっぽう弱い印象を受けます。

日本の受験用の教育は意味がないなんて言われたりしますが、年号の暗記は僕の生活ではいまだに役立っていますし、日本の教育も捨てたものではないなと思います。公教育の完全無償化は必須だと考えますが。

 

そんなことで、こうやって日本の歴史を外側から観察るのは、後に日本について海外の人と話すときに役立つのです。

同じように、日本語についても、日本語を母国語として話さない人が「日本語とは何か?」というテーマで作っている動画などを見ると、目から鱗です。こういった別方向からの視点を蓄積していくというのも、自分の意見を様々な人に伝えたいときと思った時に、大切なツールになるのではないでしょうか。

 

もう一言付け加えたいのですが、海外から見ていると日本はここ数年で急激な内方向への動きが進んでいるように思います。グローバル化と反グローバル化がせめぎあっている状態は、ある意味世界のモードと対応していて無理のない話なのですが、こういうときこそできるだけ多くの視点を持つようにしたいものですね。

少し話が大きくなってしまいましたが、何が言いたいかというと、このYouTubeの動画の編集技術が面白くて、ついつ見きってしまうのでオススメだということです^^