フランシウム87

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格安フランス語学学校【2018-2019年版】公立大学付属語学学校をリストアップ!

フランス留学を夢見ている皆さん、こんにちは!

今年も当ブログでは、フランス語で検索しても出てこない格安フランス語語学学校・公立大学付属語学学校一覧をリストアップします!

少しでも安く、実りのある留学を希望している人は必見です!後半では留学準備・学校選びで気を付けたいポイントも紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね^^

C'est parti!

 

 

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フランス公立大学付属語学学校一覧(1セメスターの授業料が安い順)

 

1.レンヌ第2大学付属語学学校(700€)

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パリから1時間半程度で着くこの町は、モンサンミッシェルへ行く観光客の拠点となる町でもあります。歴史があり、暑くなく寒すぎないこの町は、住むのに適した環境と言えると思います。

語学学校は破格の授業料で、他の学校と比べても遜色のないサービスを提供しています。例えば、普通の文法などの授業に加えて、中級以上であれば毎週2時間のオプションクラスが用意されています。

学費を極力抑えたいのであれば、おすすめの学校です!

 

750€/semestere

Accueil CIREFE - Etudier le français à Rennes, Bretagne

 

 

2.サヴォア=モンブラン大学付属語学学校(900€)

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モンブランという名前からイメージできる通り、山がちな場所にある大学です。フランスのリヨンと、スイスのジュネーブの間を少し南に下ったあたりです。田舎だからあまり楽しみは多くありません。勉強にとことん集中したい!という人には最高のロケーションなのではないでしょうか。

この格安授業料に180時間のフランス語の授業、2つの選べるアトリエ、更にTCFという公的なフランス語の試験の受験料も含まれているので、とってもお得!

 

1,800€/an→900€/semestre

CILFA : Apprendre le français à Annecy dans les Alpes

 

 

3.ラ・ロシェル大学付属語学学校(1,000€)

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ルネッサンス期の面影が印象的な、大西洋で最も美しい港町といわれるラ・ロシェル。

ここではフランス語をリーズナブル価格で学ぶことができます。また、学校の紹介によると、大学学部に正式に編入することを目的としてフランス語を教えているとも書かれているため、フランスの大学編入を考えている人には良いかもしれません。

 

1,000€/semester

Apprendre le français - Université de La Rochelle

 

 

3.ニース・ソフィア・アンティポリス大学付属語学学校

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有名なリゾート地、ニースにある大学付属の語学学校。入学のためには、最低A2レベルが無くてはならない。授業料に加えて教材費56€、またニースは家賃が高いので注意。

 

1,000€/semester

フランス語とその文化について

 

 

4.ポー大学付属語学学校(1,130€)

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ピレネーのふもとに近い場所にあるポーの大学。学費が安く魅力的なのですが、問題は立地。不思議なことに僕の周りにはポー出身、あるいはポーに住んだことのある人が多くいるのですが、みな一様に「ポーはつまらない町だ」と言っています。

本当にフランス語の勉強に没頭したい人にはとてもいい環境と言えるかもしれません。

 

1,130€/smestre

2,080€/an

Calendrier et tarifs - Institut d'Etudes Françaises pour étudiants étrangers - IEFE - Université de Pau et des Pays de l'Adour

 

 

5.オルレアン大学付属語学学校(1,270€)

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ユネスコの世界遺産にも登録されている美しいロワール渓谷の中で学習できる語学学校。パリから1時間という立地も魅力的。

初級コースの用意がないので、1セメスター目の入学を希望する場合はDELFやTCF等のA1レベルのタイトルを、2セメスター目の入学を希望する場合はA2レベルのタイトルを最低限持っていないといけません。

 

1,270€/semester

Je souhaite apprendre le français | Université d'Orléans

 

 

6・カーン大学付属語学学校(1,350€)

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カルヴァドスの産地として知られるフランス北西部のカーン。イギリスの対岸にあるこの地にある大学は、とても歴史があります。

レベルB2以上からは、「フランス語と文化のコース」と、専門分野に特化した「大学準備講座」に分かれてフランス語を学習することができます。また、絶対に見つかるとは限りませんが、学校への申し込みと同時に学生寮の予約をすることも可能です。

 

1,350€/semester

Portail de l'international - Université de Caen Normandie - Langues et certifications

 

 

7.リール第3大学付属語学学校(1,395€)

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リールというフランスきっての学生都市の大学付属語学学校。初級レベルから上級レベルまで、フランス語だけでなく、文化や料理など、マルチカルチャーという観点からフランスの文化を知る授業があるため、効率的にフランスについて学ぶことができます。

料金体系が少し複雑なのですが、最初から1年間の留学が決まっていれば、1年一括申し込みしたほうが1セメスター毎に登録するよりもお得になります。

 

2,229€/an

1,395€/semestre

1,081€/semestre(延長した場合)

Tarifs - Inscription / réinscription - Université Lille 3

 

 

7.モンペリエ・ポール・ヴァレリー大学付属語学学校(1,400€)

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南仏の学生都市、モンペリエにある国立大学付属の語学学校。僕がフランス語を学ぶために1年半通った学校でもあります。

町の雰囲気も良いし、学校の設備にも不満はありませんでしたし、何よりこの学校で多くの事を学べたので個人的には評価は高いです。

しかし、当時僕が通っていた頃は授業料が破格で安かったのですが(だからモンペリエに行くと決めたわけですが…)、今はそこまで安くない印象があります。また、モンペリエは家を見つけるのが難しいため、何も足がかりがない状態での留学の場合、少しハードルが高いかもしれません。

 

1,400€/semestre

IEFE | Accueil

 

 

8.アヴィニョン大学付属語学学校(1,400€)

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南仏のアヴィニョンは、毎年開催される演劇フェスティバルで有名な場所。ローマ教皇が一時存在していた場所として、歴史的にも良く知られた場所です。

この語学学校では、ある程度のレベルに達すれば、一般の大学で聴講生として授業に参加することができるようになります。また、演劇や映画、歌などのオプションもあり、飽きずにフランス語の勉強を続けることができそうです。といっても、アヴィニョンという街自体があまり面白みがないので何とも言えませんが。。。

 

1,400€/semester

2,620€/an

Portail institutionnel de l'Université d'Avignon - Cours de français (FLE)

 

 

9.フランシュ・コンテ大学付属語学学校(1,420€)

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Cours semi-intensifs semestrialsというコースが、フランス語の勉強をするのに良いのではないかと思います。セメスターとは言っていますが、年に4回もの開講があるので、留学を始める時期選びを自分好みにカスタマイズできて便利です。

 

1,420€/semester

Accueil - Centre de Linguistique appliquée

 

 

10.エクス=マルセイユ大学付属語学学校(1,450€)

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日本人の旅行地としても人気のエクサンプロヴァンスにある大学。街の雰囲気も良く、治安も良い場所です。個人的には、毎年夏に行われるエクサンプロヴァンス国際演劇祭が大好きなので、良い場所だと思います。。。^^

日本人にとっても有名な語学学校だそうなので、日本人が多くいることが予想されます。日本人嫌いの人にはあまりお勧めできないかも?

 

1,450€/semestre

2,500€/an

https://sufle.univ-amu.fr/formations/cours-francais-a-plein-temps

 

 

10.ストラスブール大学付属語学学校(1,450€)

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フランスとドイツの間にある町、ストラスブール。古くからフランス領になったりドイツ領になったりと、忙しい場所です。ドイツの文化が色濃く表れる同地では、ロマンチックなクリスマスマーケットなども見ることができて、なんだかフランスじゃない国にいるような感覚に陥る人もいます。とはいえ、もちろんフランス語を教える語学学校はちゃんとシステムに則っているので、安心してフランス語を学ぶことができます。

 

1,450€/semestre

2,450€/an

Accueil - IIEF - Institut International d'Études Françaises - Université de Strasbourg

 

 

11.ディジョン大学付属語学学校(1,495€)

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1年を3期に分けて授業が用意されている。一期は15週間なので、他の語学学校と比べてもさほど少ないという言う印象はないが、まるまる一年間の滞在許可証の新生を考えているなら、3期全てを登録しなくてはいけない可能性もあるので注意が必要。(年間で2期しかない学校であれば、2期分の授業に登録するだけで1年間の滞在許可証が発行される)

また、学校が家の手配もしてくれている。

 

1,495€/semestre

(夏期のみ1,850€)

LES COURS - CIEF - Centre international d'études françaises - Dijon

 

 

12.クレルモン・オーベルニュ大学付属語学学校(1,300-1,500€)

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2017年に前身であるブーレーズ・パスカル大学とオーベルニュ大学が合併してできた新しい大学。クレルモン・フェランというフランスの中央に位置する町にあります。この町から東西南北へ高速道路が走っているので、旅行好きで車を持っている人なら嬉しいかもしれません。また、チーズや小刀など、この地で作られる特産品はフランスはもとより世界的に有名なので、アトリエ訪問をしてみるのも楽しいかも。近年急速に観光化が進んでいるため、山の中に取り残されたようなかわいらしい村々にショートトリップが簡単にできて楽しいそうです。ただ、冬は寒く夏は暑い気候が特徴的なので、注意が必要です。

 

1,300-1,500€(レベルによって)/semester

Université Clermont Auvergne

 

 

13.グルノーブル・アルプ大学付属語学学校(1,850€)

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グルノーブルという学生都市にある語学学校。大学だけでなく研究機関も多くある場所なので、勉強に対する取り組みが活発。この語学学校でも、授業はマルチメディア(読むだけでなく、見たり聞いたり)や芸術を切り口とした授業など、ユニークな勉強を展開しているそう。また、マルチメディアを利用して、個々の足りない勉強の部分を効率的に補えるなど、学習環境に気を配っている印象がある。ただし、田舎なので学校以外のアクティヴィティが少ないのが玉に瑕。

余談ですが、ケネディ大統領の夫人、ジャクリーンもここでフランス語を学んだそう。

 

1,830€/semester

Centre universitaire d'études françaises - Université Grenoble Alpes - Accueil

 

 

14.リヨン第2大学付属語学学校

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リヨンは、フランスの中でパリに次いで名の知れた街なのではないでしょうか?文化、料理、歴史においてとても豊かな街で、人口も多いためアクティヴィティが多くあります。また、リヨンの料理は名の知れた存在なので、料理に興味のある人にとってはおもしろい町になるはず。

 

1,870€/semestre

Centre international d’études françaises (CIEF) - Présentation

 

 

留学前に、学校探しで気を付けたいこと

 

さて、学校探しをするときに気になるのが、公立・私立の語学学校どちらを選ぶべきか?というところです。

簡単に言ってしまえば、公立は大学が開講しているフランス語講座のこと。放送大学の字授業の様なものです。私立は、駅前〇学とかの語学学校の様なもの。

どちらが授業料が高くつくかは容易に想像がつくかと思います。

 

こちらの記事でさらに詳しく公立・私立の語学学校についてまとめたので、参考にしてください。

francium87.hatenablog.jp

 

上のリストを見ているときに気付いた人もいると思いますが、大切なのは学校選びだけではありません。家探しが難しいケースが多いのです。学校側が紹介してくれればいいのですが、ほとんどの学校はそこまで親切なことはして食えません。

住む場所に関しては無料で相談できる留学エージェントに家探しの方法だけ聞いてみると良いでしょう。自分で見つけ出すのが難しいようだったら、エージェントに任すのも手です。

手数料無料の留学エージェント【Global Dive】  

 

また、同時にある程度のフランス語は理解できるようにしてからフランスに行くのが理想です。なぜなら、第一にフランス語力ゼロだと生活に困るから。第二に基礎の力がついていればフランス現地に着いてから飛躍的に語学力がアップするからです。

日本にいる間に、少しずつでもフランス語に慣れ親しんでおきましょう。僕がお勧めするのは、アテネ・フランセという大御所が監修したこちらの教材です。

 

おわりに

 

留学をするとき、特に初めての留学の場合は「安すぎる学校ってサービス面が疎かなんじゃないか…」と思うかもしれません。しかし、あなたが行く場所はフランス。お金を多く払ったって満足なサービスなんて望めない国です。なので、語学学校は安くても、バックに公立大学がついているようなしっかりとしたところを選ぶのも賢い手段なのです。

 少しでもお金を節約して、浮いたお金で他の素晴らしい体験を現地でしてくださいね^^