フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

ハンガリーのふんどし温泉も観光化┃キラーイ温泉に久しぶりに行ってみた

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温泉の街、ブダペスト

ヨーロッパで僕の好きな街トップ5に入るところで、数回訪れています。

はじめて一人旅でブダペストに行ったのが今から9年前。僕がまだ10代の時でした(/ω\)

あれから月日が経ち今年の夏のまた行ってきたんですけど、はじめて行ったときと大きく変わったことが!!

なんと、あのゲイ温泉で有名なキラーイ温泉が男女混浴になっていたのです!!!

 

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温泉の街、ブダペスト

 

ブダペストは東欧のハンガリーの首都です。

美しい真珠の輝きを持つドナウ川をはさんで、ブダ地区とペスト地区を合わせた広さを持つブダペスト

ヨーロッパ大陸では最も古い地下鉄があるなど、昔はとても栄えた町です。

「昔は」と言ったのは、戦後はなかなか発展が進まなかったようで、今ではとても古めかしい街並みがそれを物語っています。

古めかしいのですが、なんだかそれが逆に新鮮なのが東欧の街並みの面白いところ。外壁がはがれかけてしまっているような建物でも、スケールが大きくて圧倒されます。

 

そんなブダペストには温泉がたくさんあります。

有名なところではローマ神殿風の造りで観光客に人気のゲッレールト温泉やセーチェーニ温泉でしょう。日本やフランスと比べて物価が半分以下という、旅行客にとって嬉しすぎるハンガリーでも、これらのゴージャスな温泉はかなり強気の値段設定。そのため、現地のハンガリー人が来ることはまずないそうです。

実際に行ってみると、温泉の中では英語やドイツ語、それからフランス語が良く聞こえてきます。

 

恐怖のキラーイ温泉

 

そんなブダペストの温泉の中でも異彩を放つ温泉があります。

それが、キラーイ温泉。

作られたのが16世紀オスマントルコ時代だそうで、飾り気のない燻し銀な雰囲気が何ともいえません。それにこの温泉は湯温が高いのです。他はちょっと熱めの温水プールのような感じですが、キラーイ温泉は長く浸かっていればしっかり温まれるくらいの湯温で、日本人にとって快適なのです。

 

…が、この温泉、以前はゲイのたまり場として有名な温泉でした。

 

そもそも、個々の温泉が男女混浴+水着着用の温泉(ヨーロッパの温泉は基本的に水着で入る)になったのは、ほんの数年前の話。僕がはじめてキラーイ温泉に来た2009年の時点では、ここは曜日によって男女の入浴日が別になってたのです。しかも水着着用ではなく、身につけることが許されているのは入り口で渡されるベッドのシーツのような生地で作られたふんどし一枚。ふんどしと言っても、豆腐1丁くらいの面積の布一枚でやっと前が隠せる程度のもので、春のそよ風でもめくれてしまいそうな超軽量…

 

で、浴場に行ってわかったんですけど、もはやふんどしつけてない人もいる感じなんですね。とはいえ、こちらは素っ裸でお湯につかる文化の国からきているわけで、体格と顔つきこそ違えど、見ず知らずの人と裸で湯船につかるのなんて慣れっこなわけです。

 

でも…なんか日本の温泉と違うんですよね。なんか、隣の人との距離が近いというか。ほかにスペースたくさんあるのに、妙に自分の横におっさんが至近距離で近づいてくる。

で、なんか足に妙な感覚があってからすべてを悟りました。触られてるー!って。

よくみたら、温泉のお湯が流れ出る辺りではお兄さんたちがいちゃいちゃしてるし、周りの石のベンチからはアツい視線を投げかけられてるし。

 

10年近く前のキラーイ温泉はかなり混沌としていたのです。

 

観光化の進んだブダペスト

 

ブダペストはここ数年で見違えるようになりました。

地下鉄は新しい路線が開通するし、町中には近代的な建物も作られています。

依然として年季の入った路面電車を見ることもありますが、タクシーは英語対応のスマホのアプリで呼べるし、旅行者にとってかなり便利な街になってきました。

英語をしゃべる人(もしくはしゃべろうと努力してくれる人)も格段に増えたように思います。以前は市場や観光案内所などでは英語をしゃべる人がいましたが、一般の商店や温泉などでは英語が一切通じないことが多々ありました。複数回ブダペストに行っているうちに、段々と英語で会話ができるようになったのは確かです。今ではどこへ行くにも、会話の面ではさほど大変な思いはしないで済むようになりました。

 

キラーイ温泉も変わったのです。

今では男女混浴となり、全員水着着用。老いも若きも多くの人が訪れる人気のスポットとなっているのです。安心してゆっくりお湯に疲れるという点では今のほうが良いけれど、便利になると不思議なもので、昔のカオスなキラーイ温泉も懐かしく感じられるのです。

でも、キラーイ温泉は良いところですよ。歴史を感じさせる建物の雰囲気は他の温泉と違っておすすめです。特に旅行でハンガリーを訪れた時は、翌日に疲れを持ちこさないためにも熱めのお湯につかると良いです。

 

刺激が欲しいならルダシュ温泉へ

 

ブダペストにはいくつも温泉があるのですが、良くも悪くも次々と観光化されてきていて、昔のハンガリー独特の温泉文化が無くなってきていると言います。ちっちゃいシーツのふんどしから水着着用へと変わってきているのも、その一例でしょう。

そんなブタペストの温泉の中で、いまだに古き良き(?)ふんどし文化を守っているのがルダシュ温泉です。僕はこの温泉に行ったことが無いのですが、まだふんどしを使っているようなので、興味のある人は行ってみると面白いかもしれません。

それに、この温泉もいつかは水着着用になるとも思うので、話のネタ作りにいくのも良いかもしれません。

 

まぁ、ハンガリー人曰く「古き良きハンガリーの温泉文化」というのもいささか懐疑的なところがありますけどね。だって、ブダペストの温泉は70~80年代の東欧製アダルトビデオの撮影地として使われていたのですから(今では観光客が多く行く豪華絢爛な温泉であっても)。温泉というものをどのようにとらえるのか、国と時代によっておおきく変わるものだなぁ、と思います。

 

おわりに

 

今回は温泉をメインにブダペストについて書きましたが、それ以外にもこの町には美しいもの、美味しいものがたくさんあります。また、ブダペストには世界的に夢異な音楽学校があり日本人から多くの留学生が来ているほど治安的にも安心できる街です。

レースの小物が驚きの安さで変えたり、かわいい民族衣装柄の生地が売っていたり…最近ではナヌシュカ みたいなインスタ映えするアパレルブランドで話題になっている、かわいいがつまった国でもあります。

マジャール語という独特に派生した言葉が話されているので言葉の面では難易度の高い国ですが、そんな体験も旅行をするうえでは良いスパイスになるのではないでしょうか。ぜひ、旅行しやすくなったブダペストで温泉を楽しむ旅行をしてみてください^^