フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

クスミティーの新しい使い方⁉┃フランスのエスプリを食卓へ

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フランスのエスプリっていうか、僕がクスミティーを一言で表すとするなら、「フランスの"アングラ"なエスプリ」って表現しちゃいたい、そんな感じの紅茶。

かなり個性的なラインナップのわりに、リピーターの多いクスミティー。

今回、このクスミティーならではの、お茶以外の新しい使い方を提案しようと思います。

 

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そもそもクスミティーって?

 

なんだか最近クスミティーの名前をよく聞くなぁと思ったら、2017年がクスミティーの開業150周年だったようです。

紅茶で有名な国と言えば、アフタヌーンティーで有名なイギリスや、数々の革新的なフレーバーを生み出してきたフランスが思い浮かぶと思いますが、クスミティーはロシア生まれのブランドです。

生まれはロシアのサンクトペテルブルグですが、その後20世紀という動乱の時代をロンドン、パリと本拠地を移しながら多くの顧客を獲得していった、由緒正しい紅茶のメゾンなのです。

 

クスミティーの特筆すべき点は、そのフレーバーではないでしょうか。

正当さが感じられるイギリスの紅茶、華やかなフレーバーが魅力的なフランスの紅茶と一線を画すその独特な香りは、言葉では表しがたいエキゾチックで、どこか懐かしさを隠し持ったキャラクターがあります。

 

僕がクスミティーに初めて出会ったのは、確か高校生の頃だったと思います。どんな百貨店で置かれているような、とってもメジャーなブランドとは言えないクスミティーは、当時は今よりももっと珍しいものでした。初めてその缶を開けて香りをかいだ時の感想は、「うわーすごい焚火!」(笑)

そうなんです、クスミティーのフレーバーはかなり個性的なものが多く、この時僕が試したアールグレイは、かなり燻製香が強く、まるで焚火の中に鼻を突っ込んだような香りだったのでした。でも、こんな香りは今まで嗅いだことがなかったので、興味がわいて即購入。家でお茶を淹れてみると、さっきの焚火のような感じは無くなり、燻製香はまろやかな、まるで使い込まれた家具のようないい香りに変わったのでした。

 

それぞれが個性的な香りを持っているので買うときにはちょっとためらってしまいますが、実際淹れてみると度が過ぎる香りになるという事はあまりなく、来客用に使っても総じて評判のいいお茶なので、今ではマストのブランドの一つだと思っています。

 

 

クスミティーの新しい使い方を提案!

 

普通にお茶として使って十分なのですが、なかには「この香り、他のものに応用できないかな…」と考えさせられてしまうような刺激的な香りがあるのです。

 

例えば、Sweet Love という銘柄。

名前はとっても可愛らしいのですが、香りはスパイスが効いて、なかなか刺激的。甘い愛というのは、ピリリと辛いものなのでしょうか。

カルダモンやシナモンが入っているので、チャイのようなニュアンスがあり、寒い日に体を芯から温めてくれそうです。また、実際に淹れてみるとリコリスのほのかな甘みが口から喉へと全体的に広がって、不思議な感覚が楽しめるのです。

 

さて、これを飲み物としてのみ扱うのはもったいない!という事で、僕はこの紅茶をお菓子作りに使ってみることにしました。

 

まず、お茶の葉を全てミルサーできめの細かい粒子の粉にします。

あとは、その粉をお菓子の生地やクリームに加えるだけ!簡単!

 個人的にベストだったのは、ロールケーキの中のクリームに混ぜ込むのと、シフォンケーキのような軽い食感のお菓子の生地に混ぜる方法。軽やかな口当たりのものに加えると、香りが一層開きます。一口食べるごとに口いっぱいにロシアの高貴な香りが広がるお菓子なんて、素敵でしょ^^

 

また、この粉末にしたお茶の葉は、肉の煮込みに加えてもgood!特に牛肉の煮込みには相性が良かったです。他にも鶏のフライを作るときに、肉に塩コショウと一緒に隠し味として振りかけてみたり、鯖のような臭いのある魚の匂い消しを兼ねて使ってみたり…用途の幅はかなり広いのです!!

 

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和食ディナーにクスミティーを組み込むのもあり!?

 

ちょっと意外かもしれませんが、華やかなお茶の香りは和食に応用する事ができるのです。

 

僕のお気に入りは、煮豆 + プリンス ヴィラディミル という組み合わせ。

キエフ大公ウラジミール1世がキリスト教の洗礼を受けて以来のロシアキリスト教化 900年を祝い、1888年、パヴェル・クスミチョフ本人がブレンドした歴史あるフレーバー。 アールグレイにシトラス、バニラ、スパイスを効かせた最もスペシャルな紅茶のひとつ。

煮豆と言っても、甘口のものが良いでしょう。豆をある程度完成に近いところまで煮て、最後の段階でディーバッグに入れた茶葉を加えます。香りが飛ばないように落としラップなどをして一度冷却して味を含ませることで、豆の中に茶葉の高貴でふくよかな香りも一緒に含まれるのです。。。

華やかな香りのする煮豆というのは、かなりおしゃれな一品です。豆も、白いんげんや花豆など、様々なキャラクターがあるので、それらとの相性によって変わりゆく香りの変化を楽しむのも、面白いものです。

 

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僕が特に個人的に気に入っているのが、照り焼き +インペリアルラベル の組み合わせ。

照り焼きというか、甘辛しょうゆだれに、このお茶はよく合うのです。例えば、照り焼きハンバーグや、焼鳥なんかにも。変わったところでは、先日僕の住んでいる南仏・モンペリエ近郊で獲れたウナギ(anguille)を調理してくれと頼まれたときに、かば焼きのタレの中に隠し味として、この茶葉を短時間煮だしてみました。山椒のようなイメージで使ってみたのです。スパイス加減が好評でしたよ^^

 

 

おわりに

 

個性溢れるフレーバーを扱う、プレミアムティーショップの一つであるクスミティー。

もちろん、普通にお茶として飲んで抜群にうまいお茶なのですが、ちょっと飽きちゃった…とか、たくさん買いすぎて早く使い切らないと!なんていう人は、少し目先を変えてお料理にお茶を使ってみると、新しい発見があるかもしれません。

僕も、まだまだクスミティーには知らない部分が多いので、おすすめの楽しみ方があったら是非教えて欲しいです^^

 

公式ブティックには、他にも60を超える種類の茶葉が載っています!このヴァリエーションの多さもクスミティーの魅力の一つ!