マドリッドおすすめの店┃もうマドリッドがつまらないなんて言わせない
今年の夏は、僕の慣れ親しんだマドリッドに行こうと計画しています。
試験前で部屋にひきこもる毎日。
行動範囲に反比例して、頭の中の空想の移動距離はどんどん広がっています。
マドリッドってつまらない?
マドリッドがつまらないなんて、もう言わせない
マドリッド旅行したことがある人が大体いう事。
「っていうか、マドリッドって面白くないよね」
いやいやいや、あなたたちマドリッドのディープな部分を見ていないからそんなことがいえるんですよw
あなたがたのマドリッドってあれでしょ。ガイドブック開けば「プラド美術館」と「ソフィア王妃芸術センター」と「王宮」くらいしか載ってない、スペインの"首都"でしょ。
すでに、上の2つの美術館で、芸術が好きな人ならおなか一杯になると思うのですが…旅行に行って美術館だけ見てきました!だと満足できない人が多いのでしょう。
ということで、今回はマドリッド滞在をぐっと楽しくさせる、bantanおすすめのディープな飲食店を10件紹介します!
もうこれで、マドリッドがつまらなかったなんて言わせない^^
みんなにはないしょだよ。
もくじ
- マドリッドってつまらない?
- マドリッドのディープなお店
- 1.学生ならだれでも知っているバル(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆)
- 2.生ハムの美術館で激安を楽しむ(コスパ☆☆☆楽しさ☆ムード☆)
- 3.おしゃれな市場でタパスはいかが?(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆)
- 4.スペイン唯一の百貨店のリッチなフードコート(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
- 5.スペイン人がデートにも使う歴史的建造物のバル・レストラン(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
- 6.お手頃価格で魚介類を食べたくなったら(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆)
- 7.おしゃれなモダンタパスのバル(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
- 8.日本人がマスターの、ジントニックの美味しいバル(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
- 9.本格日本料理を食べたくなった時の決定版!(コスパ☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆☆☆)
- 10マドリッドでヌーベル・キュイジーヌを楽しみたいならココ!(コスパ☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆☆☆)
- マドリッドの洗礼を受けよう
その前に、スペインの食事の基本情報
スペインは食事の時間帯がかなり遅いです。
ランチは12時から15時くらいの間でできるのですが、ディナーは21時スタートが平均です。早くても20時。22時開始でもまったく珍しいことではありません。
ですので、レストランに19時に予約なんてすると、(例え店が開いていても)従業員たちはあまりいい思いをしないでしょう。
どうしてもおなかがすいてしまって早く食べたい場合は、近くのバルでアペリティフを楽しんで、それから20時以降にレストランに向かうことをお勧めします。
マドリッドのディープなお店
1.学生ならだれでも知っているバル(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆)
マドリッドのど真ん中、遊びとファッションとゲイの地区として人気のチュエカにエル・ティグレという超有名なバルがあります。
ここの名物は、ドリンクを1杯たのめば次々とタダで出されるタパス!
黙っていても、店員に見つかればじゃんじゃんタパスを追加されます。
そのタパスを作る光景と言ったら、まるでひとつのスペクタクル。スペイン人ってこんなに早く動けたんだ~と感心してしまいます。
といっても、タパスの種類は写真のように簡単なものなので、揚げ物メインです。
大学生なんかは、ここでドリンクをいっぱい頼んで、気持ちが悪くなるほどご飯代わりにタパスを食べています。
今は珍しくなってしまった、スペインの古き良きドリンク+無料のタパス文化を、若者相手に守っている良店です。
夜の営業は、店からあふれるほどの人数が押しかけるので、少し早めの時間(20時)に行くと良いでしょう。
【店舗情報】
El Tigre
住所:Calle Infantas 30, Madrid, Spain
営業時間:月ー木 11:30-1:30, 金・土 11:30-2:30、 日曜定休
値段:10-20€
2.生ハムの美術館で激安を楽しむ(コスパ☆☆☆楽しさ☆ムード☆)
マドリッド内にいくつか存在しているムセオ・デル・ハモンというバルでは、破格で生ハムやビールを楽しめます。
店の名前、ムセオ・デル・ハモンとは、日本語で「生ハムの博物館」という意味。
生ハム屋さんとバルが一緒になったスタイルで、店内にはおおきな生ハムの販売コーナーもあります。
気に入った生ハムが見つかったら、買って帰ってもいいかも。
店内ではスタンディングで食事をする形式なんですが、驚くのはメニューの安さ!
下の部分の6つの物体。これはボカディージョというスペイン風のサンドイッチです。
フランスパンを半分に割って、そこに生ハムやチョリソ、サルチッチャ、チーズなんかをはさんだだけの、ごくシンプルなものです。
それが、なんと1€!生ハムをイベリコ豚のものにグレードアップしても2€!!!笑
ちなみに、ビール・ワイン・サングリアなんかも一杯1€です。
なんだかスペインが不況から抜け出せないのも頷けますよね。
もちろん、プレートの料理も用意されています(サラダやステーキとか)。
マドリッドで学生だった頃は、家に帰る途中にムセオ・デル・ハモンに寄ってちょっとつまんで、プラド美術館で絵を見て(平日18時以降、日曜終日、入場無料です)いました^^
【店舗情報】
住所:Calle Mayor, 8(他にもマドリッド市内にありますが、一番中心に近いところはココ)
営業時間:7:00-1:00、日曜のみ10:00-0:30
値段:1-20€
3.おしゃれな市場でタパスはいかが?(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆)
マドリッドにはいくつもの市場(mercado)があります。
その市場の中にはバルも並んでいて、食材買ったり酒飲んで居合わせた人と談笑したりと、スペイン人は大忙し!
マドリッドの市場は、サン・ミゲル市場が一番有名で、たぶんツアー客もそこをちょこっと見ただけで終わってしまうと思うんですが、僕は別の新しくできたおしゃれな市場をお勧めします。
先に紹介したバル、エル・ティグレのあるチュエカ地区と同じところにあるサン・アントン市場。
市場なので、普通に食材を買うこともできるのですが、ここはより飲食ブースに力を入れた市場だといえます。
日本でいるところの"お総菜屋さん"が並んでいるような感じなので、少量を色んな種類食べたい!っていう人には最高ですね。
レストランも併設されているのですが…残念ながら僕はいったことがありません。
落ち着いて食事をしたくなったら、途中からレストランに移動するのもいいかも。
【店舗情報】
Mercado de San Antón
住所:24 Calle de Augusto Figueroa
営業時間:月ー木 10:00-0:00、金ー日 10:00-1:30
値段:10-30€
4.スペイン唯一の百貨店のリッチなフードコート(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
スペインには百貨店が1種類かありません。
それがエル・コルテ・イングレスというグループなのですが、マドリッドの中央、セントロ・グランビア店にはフードコートが用意されているんです。
しかもここ、スペインで有名な新鋭レストランがお店を構えたりもするんですよ。しょっちゅう店舗が変わるので、企画として色んなレストランが出店しているんでしょうね。
そして、ここは百貨店でもあるので、横ではスペイン選りすぐりのグルメな品々も売られています。お土産探しにはピッタリ!
地下には、品揃えのいい庶民向け価格のスーパーもあるので、ここで食材を調達するのもいいかもしれませんね。
【店舗情報】
El Corte Inglés - Gran Vía (https://www.elcorteingles.es/supermercado/aptc/gourmet-experience/granvia)
住所:地下鉄 Callao駅目の前
営業時間:月ー日 10:00-0:00
値段:10-20€
5.スペイン人がデートにも使う歴史的建造物のバル・レストラン(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
言ってしまえば、マドリッドの建物は築・数百年というのはざらにあります。
このガウ&カフェというバルは、そんなマドリッドでも歴史的に価値のある建物の中にあるのです。
このバルは、歴史遺産にも指定されている元カトリック系の学校だった建物の屋上につくられています。
その下は、図書館やスペイン放送大学が入っていて、このバルに入る途中で内部を見ることができるのですが、とっても素敵な図書館!
実際に行って、みなさんの目でみてもらいたいのですが、ほんの少しだけ図書館内部の写真も紹介しますね。
【店舗情報】
Gau&Café (http://www.gaucafe.com/en/)
住所:calle Tribulete 14, 5階
営業時間:月ー金 11:00-0:00、土・祝 13:30-0:00、日曜定休
値段:30€
6.お手頃価格で魚介類を食べたくなったら(コスパ☆☆☆楽しさ☆☆ムード☆)
スペインで魚介料理と言ったら、スペイン北西部のガリシア地方が有名でしょう。
マドリッドにあるタベルナ・マセイラでは、ガリシア地方の料理を手ごろな価格で楽しむことができます。
僕のはとこはガリシア地方に住んでいるのですが、彼女も「ここの料理は及第点ね」、と言っていました。
特にベルベレチョス(berberechos)という二枚貝は、小粒で味が詰まっていて、牡蠣のようなミルキーな味もする、おもしろい料理でした。
日本と違って、ヨーロッパで魚介は高級な料理になってしまう中、このお店は安く、しかも郷土料理として出してくれるので、とってもおおもしろいです。
(2016,10月追記)
マセイラはシェフが変わってしまったため、料理が全くおいしくなくなってしまいました…残念。今まで人気の店だったので、また料理の質が向上して客足が戻ることを期待します。
【店舗情報】
Taberna Maceira (http://tabernamaceira.com/)
住所: 66 Calle de Las Huertas、 7 Calle Jesús (近くに2店舗あります)
営業時間:Huertas店
月ー金 13:15 – 16:15 // 20:30 – 00:15
土 13:30 – 16:30 // 20:30 – 01:00
日 13:30 – 16:30 //20:00 – 00:00
Jesús店
月ー木 13:15 – 16:15 // 20:00 – 00:15
金・土 13:30 – 16:45 // 20:30 – 01:00
日 13:30 – 16:45 // 20:00 – 00:00
値段:15-30€
7.おしゃれなモダンタパスのバル(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
オレ・ロラは、最近若者に人気の、気軽にモダンタパスが楽しめるバルです。
場所もモードの発信地であるチュエカ地区。
ちょっとゴシックな感じがしますね。。。
バルなんですけど、若手のシェフがけっこう気合の入った料理を出してくれます。
僕は一人で食事をするためにここを使うこともあります。安いし、料理面白いし。
カクテルも面白いアイデアのものを出してくれますよ。
ただ、遅い時間は人が集まりすぎてしまうのが難点。
落ち着いて食事をしたいのなら、早めの時間を狙うと良いでしょう。
【店舗情報】
Olé Lola tasca&chill (http://www.olelola.com/)
住所:28 Calle San Mateo
営業時間:月ー木・日 12:30-2:00、金・土 12:30-2:30
値段:15-40€
8.日本人がマスターの、ジントニックの美味しいバル(コスパ☆☆楽しさ☆☆ムード☆☆)
サラマンカという、マドリッドの中でも高級な地区の一つにShuzo'sというバルがあります。
シュウゾウさんが一人で切り盛りをしているんですが、いつも人がたくさんな店内は、なぜか落ち着いた雰囲気。シュウゾウさんが落ち着いた方なので、スペイン人であってもここのお店に来る人は落ち着いた雰囲気のある人ばかりです。
スペインでは一時、ジントニックが大ブームになったのですが、彼の作るジントニックもまた最高。特に、プレミアムジンのmonkey47で作ったジントニックには、うっとりとしてしまいます。
マドリッドの喧騒から逃れたくなった時に、お勧めのお店。
【店舗情報】
Shuzo's
住所:52 Calle Jorge Juan
営業時間:見つかりませんでした…
値段:10-20€
9.本格日本料理を食べたくなった時の決定版!(コスパ☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆☆☆)
座屋(いざりや)・マドリッドは、マドリッドで今注目の日本料理店。
オープンして間もないのですが、すでにスペインの新聞や賞をとっているお店です。
料理人もすべて日本人で揃えているというこだわりよう…
それもそのはず、座屋は日本では高知・神戸・銀座に店を持っている有名店なのです。
日本料理の技術が、スペインと出会ったらどんなものができるのか…^^
(2016,10月追記)
夏休みに伺いました。ヨーロッパでこんなに本格的な日本料理が堪能できるなんて、ただただ驚くばかりです。一緒に行った海外生活歴の長い日本人の友人も、日本と海外を含めてここまでおいしい日本料理は初めてだったと喜んでいました^^
【店舗情報】
IZARIYA Madrid (http://www.izariya.com/ES/)
住所:63 Calle de Zurbano (要予約)
営業時間:火ー土 13:30-16:00, 20:30-0:00
日 13:30-16:00
値段:ランチ 30€, ディナー100€
10マドリッドでヌーベル・キュイジーヌを楽しみたいならココ!(コスパ☆☆楽しさ☆☆☆ムード☆☆☆)
今、世界では新しい調理法で料理を提供するヌーベル・キュイジーヌ(スペイン語でヌエバ・コシーナ)というものが流行っています。
マドリッドにもいくつか、その路線で有名なレストランがあるのですが、その中でもおすすめなのがエル・クルブ・アジャルドです。
出てくる料理がいちいちおもしろい!
フィルム状にしたキャビアや、ガラスの器の中にデザートのアクアリウムを作ったり…
日本もサプライズ系の料理を出すレストランはあるけど、やっぱりこの道を切り開いたといっても過言ではない偉大なレストラン、エル・ブジのあったスペインは、技術の発信地だなぁと。
ここのお料理も、ぜひ実際に見ていただきたいのですが、一枚だけ前菜の一つをお見せします。
これは食べられるメッセージカード。
(店舗紹介用写真なので、このカードにはコースの値段が書いてありますが…)
いったいどんな味がするのかは、食べてからのお楽しみ~!
【店舗情報】
El Club Allard (http://www.elcluballard.com/)
住所:2 Calle de Ferraz (要予約)
営業時間:火ー土 13:30-15:00, 21:00-22:30 (到着時間)
日・月定休、8月休業
値段:150-200€
マドリッドの洗礼を受けよう
マドリッドに行きたくなってきた?
これらの店を知らずして「マドリッドってつまんない」なんて言うべからず!
もちろんこれは、自分の経験からのセレクトなので 、万人受けするとは限りませんが。
少なくとも、某大手旅行ガイドブックに載っている「老舗マドリッドの味」系のレストランによく見られる、へなちょこサービス&低レベル料理を出すようなお店は選んでいないので、ご安心を。
マドリッドの面白いところはまだまだあるよ!
今回は飲食店に的を絞ってまとめてみたけど、もちろんみんなが知らないような美術館、音楽ホール、ブティック etc. まだまだあります。面白いところ。
WannaTrip というサイトが、かなりディープでリーズナブルな市内観光をオーガナイズしているので、マドリッド旅行を計画している人は要チェック!
マドリッドには結構いろいろつまっているんです。パリやバルセロナ、ミラノとも違う「何か」がたっぷりと。
飲食店も、もっとハイレベルなお勧めもありますし、カオスでやばくてちょっぴりエロティックな場所もあります。ガイドブックに絶対載らない、知る人ぞ知る樽出しのバルとか…
…と、マドリッド行きたいなーと思ってこの記事書き始めてたんですが、書いてる最中に今年の夏にマドリッド行くことに決めました。
またネタがたまったらマドリッド特集を書きます^^
さてさて、試験勉強をしないと。
おまけの地図
今回紹介したお店を、google mapsでポイントしてみました。
さぁ、これをプリントアウトしてマドリッドへGO!