日常でオペラに行けるのってやっぱりいい
ヨーロッパってオペラの公演数が多くて、しかもチケットもかなりリーズナブルに手に入るんです。
僕はクラシック音楽が大好きなので、このブログでも何回もオペラのことについては書いてきているのですが(ヨーロッパ旅行にオペラを組み込もう┃海外でオペラ!6つのポイント~準備編~ - フランシウム87)、やっぱりヨーロッパって(…というかフランスって)すごいなーと新しくオペラを通じて思ったことがあったので書き記しておきます。
オペラに行きやすいって最高
オペラに限らず、普通のオーケストラの演奏会やバレエに加えて、子供向けの公演や、クラシック音楽に関連する講演会など、音楽に関わるイベントというのはヨーロッパではびっくりするほど頻繁に開かれています。
僕の住んでいる街は、冗談にもパリのようなきらびやかな文化都市とは言えないのですが、それでもかなりの数のイベントが開かれています。
逆に、演奏家も演奏スタイルも、「南仏らしい」肩肘張らない感じがあって、敷居が低い感が親しみやすくていいという声があるくらい。演奏家も、そんな南仏の空気を好んで公演に来ます。
チケットも、一流の演奏家のものであっても20ユーロくらいで行けてしまうのがヨーロッパのアベレージだと思います。モンペリエであれば、僕はいつも5ユーロで観劇しています(笑)カプソン兄弟も、エクサン=プロヴァンス演劇祭で超絶話題になった名演も、モンペリエなら5ユーロで聴けてしまうのです。
ヨーロッパの文化の香りあふれる街の中で、一流のクラシックを聴くための門戸が多くの人に開かれている…まるで、フレンチのレストランでロマネ・コンティがワンコインで飲めるような催し物が日々、いたるところで開催されているのです。
安いだけじゃダメ
でも、チケットの値段が安いからって、それだけの理由では公演に興味を持っても、実際に来てもらえる人を増やすことに限りが出てしまいます。
今回、僕が見つけてなるほどなーと思ったのが、これ。
ちょっと写真が見にくいですか、これは劇場の前で集まっている子供たちです。
これは、小さい子を持つお父さん・お母さんが子供を預ける、演奏会用の託児サービスなのです。
もしかしたらま僕が今まで見落としていただけで、日本にも同じものはあったのかもしれませんが…とはいえ、基本的に「子供ができて親になっても、一人の人間」という意識をしっかりと持っているフランス人たちは、子供がいるからオペラなんて行けない…ということにはならないのでしょうね。
まぁ、僕はまだまだ子供を持つことなんて考えてはいないけど、もし、万が一でも子供を持つようなことがあったとしたら、この劇場の託児サービスはポイントが高いですね^^