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フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

ヨーロッパ旅行にオペラを組み込もう┃海外でオペラ!6つのポイント~準備編~

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皆さんが旅行をするときに大切にしているポイントは何ですか?

というより、何を求めて旅行に出ますか?

 

くつろぎ?何か新しい発見?人とは違う何かをしたい衝動?

 

はい、オペラを観に行けばすべての欲求を満たせます!

 

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ヴェネツィアのフィニーチェ劇場

 

mokuji

 

 

0.そうだ オペラに行こう

 

とは言うものの、旅の目的なんて十人十色だと思うのですべての人がオペラに行って満足することはないと思います(笑)というより、行きたくない人はこの記事を読んだとしても行くことはないでしょう。オペラの他にもディープでリーズナブルな旅行なら、WannaTrip みたいなサイトで簡単に計画できてしまいます。

僕は、それよりも今までオペラ(他にもバレエやオーケストラの演奏会も含めて)に行くなんてことを考えたこともなかったような人にこの記事を届けたいのです。旅行に行って、日本とは違う空気の中、普段行くことのないような豪華な歌劇場に足を運んで夢のような一夜を経験するって、旅のコンセプト的には悪くないんじゃないかなって思います。

 

しかも、ヨーロッパでのオペラって、日本と比較していくつか利点があるんですね。

 

まず、チケットが安い。これは公演にもよりますが、チケットが日本よりも比較的安く手に入ります。パリやベルリンなどの「超」が付くほどの一流のプログラムの場合はやはり高額になるのですが、それでもプログラムの質を鑑みると、相対的には高いとは言えないんですね。

 

また、有名な演奏家の出るプログラムが多いのです。

日本という国も、演奏家からしてみると一度は公演してみたい魅力的な国であるようなので、日本の演奏会でも世界の名だたる演奏家が出てくる時もあります。でも、ヨーロッパはその公演数が絶対的に多いのです。

僕は先日バルセロナにソコロフというピアニストの演奏会に行ってきたのですが、彼はもう日本にはいかないと公言しているので、日本では「幻のピアニスト」と言われているのです。こういった人の演奏が聴けるのも、やはりヨーロッパならではですね。どの演奏家がお気に入り、あるいは有名かというのはある程度クラシック音楽を調べていないと判断が難しいとは思いますが。

 

そして、演奏会は演奏だけにあらず、そのホールの建築なんかも素晴らしいものです。

 

ヨーロッパの夜の街並みには歴史の空気が満ちています。夜はレストランで食事してホテルに戻って寝るだけなんて、なんかもったいなくないですか?

 

 

【準備編】7つのポイント

1.行きたい国・街を決める

 

まずは行きたい国と街を決めましょう。そこから歌劇場、ホール、プログラムを絞っていくためです。

僕は演奏会を軸に旅行のプログラムを立てることが多いので、反対に各国主要劇場のプログラムを見てから行くべき街を決めています。しかし、そこまで観劇にウェイトを置いていない場合は、まずは旅行地として行きたい場所を決めるとよいでしょう。

 

今回は例として、旅行先はフランスのパリに設定してみましょう。

 

 

 

2.その街にあるコンサートホールを調べる

 

wikipediaなんかで調べたい都市名を検索すると、「観光名所」のカテゴリに有名なコンサートホールが出てきます。wikipediaに載っているくらいの知名度の高いコンサートホールであれば、満足いくようなプログラムが用意されていることが期待できます。もちろん、wikipediaに載っていない小規模のホールも町中にはたくさん存在するのですが、その規模のホールで上演されるものはあまり楽しくないか、マイナーな劇団のマニア向けだったりすることが多いので、旅行に組み込むオペラ鑑賞という観点では、これらは無視します。

 

また、wikipediaに載っているコンサートホールも、クラシック音楽を上演する場所なのか、ロックなどのライブをする場所なのか、はたまた音楽のない演劇をする場所なのか、その種類は様々です。ここは興味のあるホールを一つ一つ調べていく必要があります。wikipedia内にリンクがあれば、日本語で説明が載っているので調べやすいですね。

 

パリに関していえば、もっとも有名なのはガルニエ宮とオペラ・バスティーユでしょう。オペラ・バスティーユを例にして画像を紹介します。

 

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3.プログラムを探す

 

いい感じのコンサートホールが決まったら、今度はプログラムを探します。殆どのサイトは現地の言語と英語に対応しているので、適宜調節しましょう。

大体、「プログラム」とか「カレンダー」みたいなアルファベットの文字列があれば、そこがプログラムです。オーケストラのシーズンは、9月~7月で1サイクルです。なので、今年のプログラムであれば2016-2017のものを探せばいいことになります。

オペラ、バレエのほかに、オーケストラの演奏会や、室内楽、ピアノやヴァイオリンのリサイタルなど、多くのプログラムがありますが、ここはせっかく旅の途中で観るものなので、インパクトの強いオペラを楽しむというのはいかがでしょうか。

 

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直近のオペラ・バスティーユのプログラム。カヴァッリとプッチーニのオペラが9月から10月にかけて上演されるようです。 

 

オペラって、音楽や歌はもちろんそうなんですが、演劇やダンス、それから文学、芸術、歴史、哲学等々、たくさんの要素が含まれた作品だと思うんですね。だから敷居が高い、おもしろくない、と思われてしまいがちなんですが、これだけ多ジャンルにわたる要素の集合体であれば、どれか一つは自分が理解できる部分に出会えると思うんです。休みの日に美術館に行く、そんなさらりとした感覚で、オペラだって簡単に行ってみると案外興味深いものに出会えたりするのです。

もちろん、その逆もまたしかりで、入念に予習までして準備万端で挑んだ公演に、肩透かしを食わされる、なんてこともあるんですけどね。。。

 

オペラのプログラムをどう選んだらいいのか、これにはいくつか方法があると思います。

 

①知ってる名前がある

モーツァルトの「魔的」、ビゼーの「カルメン」、ヴェルディの「椿姫」、プッチーニの「蝶々夫人」、オッフェンバックの「天国と地獄」…

曲は知らないけど、タイトルだけなら聞き覚えある、というオペラの演目があると思います。こういった名前が有名なオペラは、劇中にだいたい1曲くらいは知っているものがあるはずなので、聞き覚えのあるオペラを見つけたらそれを選んでみるといいかもしれません。

 

②公演スケジュールと旅のスケジュールを照らし合わせる

なんだかんだいって、旅のスケジュールに縛られて、おのずと観るオペラの演目が決まってしまう場合がほとんどです。事前にYouTubeでタイトルからビデオを探し出し、どんな雰囲気のものなのかチェックしておくといいでしょう。

 

③ジャケ買い感覚で選ぶ

もう、本当にあてずっぽうに、サイトに載っている写真や絵から自分の感性とマッチングするプログラムを選ぶ方法です。意外と、人間の直感というのは精度がいいものです。

 

 

 

4.席を予約する

 

各劇場のサイトから席の予約は簡単にできます。クレジットカードで支払いをするのですが、たまにアメックスやダイナースは使えない場合があります。ビザとマスターカードは大体どこでも受け付けてくれます。

 

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当たり前ですが、公演直前では安い席は残っていませんね…右側の”Book”から予約画面に進みます。

 

座席についてはこちらの記事で詳しく書きましたが(バルセロナでオペラをみよう!┃リセウ大劇場とカタルーニャ音楽堂の座席のポイント - フランシウム87)、値段が張ってもよいのであれば、一階席、もしくは2階席の舞台正面をとるとよいでしょう。

しかし、僕のような貧乏学生ではチケットにそんなにお金を出せません。そんな場合は、3階以上の席になってしまいます。ここで覚えておいてほしいのが、どの場所であっても最前列をおさえるべし!ということです。

極端な話、最上階であっても最前列であれば舞台を見ることができます(視界はかなり制限されますが)。しかし、2列目になると舞台は全く見えません。音楽だけを楽しむ席になってしまうのです。

音楽学校に通う赤貧学生であれば、舞台の見えない格安チケットで勉強のため劇場に行くことはあるかと思いますが、そうでない場合は舞台が言える席のほうが良いでしょう。 

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 4階、左右最前列のカテゴリー4あたりの席が狙い目でしょうか。

 

5.支払いとチケットの印刷

 

良い席が見つかったら支払い画面へと進みましょう。クレジットカード番号を入力すればすぐに決済される場合と、劇場によっては提携している銀行が暗証番号を求めてくる場合があります。2重のセキュリティですね。

支払いの段階で住所やメールアドレスを入力するかと思います。住所は適当なものを入力しても問題ないと思いますが、メールアドレスはこのあとチケットがメールで送信されるかもしれないので正確なものを入力しましょう。

支払いが完了したら、チケットの入手の仕方は大体2つです。一つは、支払い後そのままチケット印刷画面に移行した場合。ここで印刷してしまうか、PDFファイルなどでダウンロードして、後で印刷して劇場にもっていくようにしましょう。ふたつめは、メールでチケット情報が送られてくる場合。スマートフォンを持っているなら、印刷しなくても入場時にそのファイル画像を係の人に提示すれば入れます。

 

万が一、チケットを持って行き忘れた場合には、開演前に係りの人にチケットを忘れた旨を伝えましょう。メールアドレス、クレジットカードの番号、生年月日などで本人確認が成功すれば、その場で再度発券もしてくれます。あ、もしかしたら住所は、この本人確認のためにも必要なのかもしれないですね。日本の住所でも問題ありません。

 

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 入り口のゲートがバーコード読み取り式の場合もあります。スマートフォンの画面をかざしても通れました。

 

6.プログラムの予習

 

チケットの予約までできたら、あとは演奏会当日を楽しみに待つだけ!

でも、その間にプログラムの予習を軽くしておきましょう。

どんなストーリーなのか。喜劇なのか悲劇なのか、はたまた哲学的なものなのか。

見どころはどこなのか。一つの作品の中で見どころと呼ばれるところが何カ所か存在します。そういった部分は演奏に熱が入るところなので、チェックしておくと演奏をより一層楽しむことができます。

こういったものを調べるには、上演作品のタイトルをwikipediaでコピペ検索→wikipedia内で日本語に翻訳→日本語版タイトルでgoogleなどで検索すれば、オペラ愛好家たちがまとめてくれた情報に出会えます。

見どころの曲は、だいたいこういったサイトに名前だけ書かれていることがほとんどです。例えば、モーツァルトの「魔笛」で有名な見どころの一つに、アリア「復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え」というものがあるのですが、題名だけでは何なのか全くわかりません。そういう時はYouTubeの出番です!

 


モーツァルト 魔笛 夜の女王のアリア (復しゅうの心は地獄のように胸に燃え)

 

こんな感じですぐに出てきます^^

 

 

美術館や教会といった昼の観光地に行くのも良いけど、夜はちょっと着飾ってオペラの社交的な空気に包まれてみると、ヨーロッパ旅行の気分を高めてくれる良いスパイスになりますよ^^

 

 

 →オペラのチケットは予約した!あとはどうすればいい?

francium87.hatenablog.jp