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フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

あなたのフランス語の学習を効率化させる14のアイデア

フランス語学習法

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フランス語を勉強している皆様。勉強はかどっていますか?

語学学習は、楽器やスポーツを会得することと似ていると思います。天性の才能を持って生まれてきた場合を除けば、上達に日々の地道な努力は欠かせません。

また、世界で通用するようなプレイヤーになる場合を除けば、大体どんな人でもそこそこの技量を持つまでに成長することが可能です。

 

しかし、語学学習も勉強の一つ。長く続けていると、だんだんとやる気が下がってきますよね。だらだら時間をかけて勉強していては効率が悪いだけです。

今回は、あなたのフランス語学習を効率化して、フランス語の上達の近道になるようなアイデアを集めてみました。

最初から全部試すのは大変かもしれないので、気に入ったものから実践してもらえると嬉しいです^^

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mokuji

 

 

 

語学学習をのんびり進めるのは、時間の無駄になるだけじゃない!

 

まずはこのことを知っておいてもらいたいです。

語学学習において、「日常会話ができるくらいになればいいや~」と、のんびり勉強を進めている人は、多分、日常会話すらマスターできないでしょう。

 

なぜなら、のんびり勉強するという事は、集中して短時間で勉強するよりも時間がかかるという事です。時間がかかるという事は何が起きるかというと、昔覚えたことを、次々と忘れていきます。

以前、ブログでも書きましたが、ぼくはこれを「サグラダ・ファミリア現象」と名付けています。

 

サグラダ・ファミリア(スペイン・バルセロナにある、建築家ガウディの設計した教会)は、1882年から建設を続けていますが、まだ終わっていません。

工期があまりにも長いため、いまでは建設と並行して、初期に作られた部分の修復もしているのです!これじゃあ、完成するのはどんどん先になりますよね。

でも、2010年にローマ教皇が訪問することが決まった時には、今まででは考えられないくらいの急ピッチで工事が進んだのです。なんだ、やればできんじゃん。

 

マイペース=のんびりやる、じゃないんです。

 

 

francium87.hatenablog.jp

 

この問題を解決するにはどうしたらいいのか。

簡単なことです。時間軸を縮めればいいのです。要するに、日々の学習を濃いものにして、少ない時間で多くのことを学べる工夫を作り上げればいいわけですね。そのためには、自分の勉強スタイルの効率化が効果的なのです。

このことを念頭において、今回の記事に目を通してもらえればと思います^^

 

 

 

勉強スタイル編

 

1.暗記するべきもの・理解するべきものを分けて考える

 

語学学習において、暗記という作業は絶対に必要です。

語学「学習」に限らず、暗記と語学には密接な関係があります。例えば、母国語の日本語であっても、暗記が苦手な人の喋る日本語は語彙が少なかったり、表現が乏しかったりしますよね。

 

しかし、暗記という作業には多くのエネルギーと時間を必要とします。

あなたが使っているフランス語文法の本の内容を、全部例文から解説まで暗記しようとしたら、多分人生のほうが先に終わってしまうのではないでしょうか。

 

フランス語を勉強する時にとても大切なことは、「今自分が勉強しているコレは、暗記するべきものなのか?そうじゃないのか?」ということを常に自問することです。

 

例えば、ちょっと難しい単語があるとしましょう。それがあなたの生活で必須のものであれば覚えてください。そうでなければ、暗記する必要は無いのです。

多くのフランス語学習者の頭を悩ませるpassé simple(本の中でしか使われない過去形)の活用を覚える必要はあるのでしょうか。無論、覚える必要はありません。ただし、フランス語の本が読めるように、こういうものがあるんだという理解は必須です。あなたがフランス語の本を書きたいのであれば別ですが。

 

こんな感じに、自分が取り組んでいる勉強から、暗記するべきものとそうでないものにきちんと振り分けることはとても大切です。ここがきちんと意識されていれば、暗記に費やすエネルギーが少なくなり、勉強にかける時間を大きく圧縮することができるようになるのです。

 

 

2.学ぶべきことは5つのカテゴリーであることを意識する

 

つまり、

 

ー単語

ー文法

ーリスニング

ー発音

ー作文

 

の5つの分野です。

よく、「フランス語の会話を入り口に、フランス語を勉強していきたい」という意見を聞きますが、それなら最初から「作文」のなかで「ダイアログ(対話)」を勉強したほうが得策でしょう。

なぜなら、「作文」を勉強するというスタンスで勉強を勧めていれば、語彙・活用形・時制etc.などを同時に勉強することができるのです。

確かに、「フランス語らくらく会話帳」みたいな本を買って、中に出てくる会話を覚えれば満足するかもしれません。でも、本に書かれている会話を丸暗記するってかなりの暗記量だと思うんですが、本当にそんなに覚えられるんでしょうか?

それよりは、「作文」をしながら繰り返しフレーズを書いたり読んだりしているうちに、他の文法事項も併せてバランスよく習得していったほうが賢い勉強方法だと思います。

 

つまり、この5つのカテゴリーを意識することで、バランスの良いフランス語の勉強を進めることができるのです。

それぞれのカテゴリーについては個別にまとめてあるので、よければこちらも参照してください。

francium87.hatenablog.jp

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3.効果的なのは「production écrite(作文)」 anecdoteに強くなろう

 

上の項でも書きましたが、フランス語学習の4つのカテゴリーの中でも、特にバランスよく多くの分野の能力を伸ばすことができるのが「作文」です。

フランス語の試験を受ける時も、作文は一つの独立したカテゴリーになっていますよね。

 

特にanecdoteを日々書くことはフランス語学習において、多くのことをバランスよく学べる、非常に効率的な方法だと思います。

でも、日本人って作文が苦手なんですよね。文章を書く、となると、どうしても肩に力が入るようです。

anecdoteというのは、作り話のようなものです。僕がスペインに留学していた時に、学校の宿題で日記を書くことになりました。僕がその日にあったことを時系列に書き出して、時制ごとの活用に苦戦している姿を見て叔母が一言。「そんなもの、anecdoteでいいのよー。適当に書いちゃえばいいじゃない。」と言ってきました。

当時の僕には目から鱗でした。日記を作り話で書くなんて。さすがスペイン(笑)

細かい時制や活用形を調べるのに時間をかけるより、勢いで文章を作り上げてしまいましょう。実際、会話の最中では単語や時制をいちいち選んでいる時間なんてありません。文章を書きながら、より効率的な言い回しの方法なんかも学べるのです。

 

ただし、ある程度フランス語のレベルが上がってきてからは、より質の高い文章にするためには多くの時間をかける必要があります。あなたがどのレベルのフランス語を求めいているかは、あなたが一番よくわかっていると思います。

 

 

 

4.発音練習にはgoogle translatorを使う

 

フランス語の学習で発音の練習は避けては通れない道です。

しかし、発音を発音記号と照らし合わせていちいち覚えていくというのは時間のかかる作業です。

もちろん、発音記号がなんなのか、どういった発音を表しているのかを理解することは大事なことです。しかし、それを毎回の学習に適用するのは、ちょっとエネルギーの無駄ですよね。

そんな時に便利なのがGoogle translator 。翻訳欄に単語を打ち込んで、スピーカーのアイコンをクリックすれば、女性の声で単語を読んでくれます!

しかも、交互に2種類のスピードで発音してくれるため、聞きやすくてとても便利です。これを使わない手はないでしょう。

 

 

 

5.暗記事項は朝起きたら唱えよう

 

例えば、1月~12月の名前。

例えば、60~99の頭にくるような数字の変化。

例えば、動詞の活用。

 

こういった「シリーズで暗記するもの」は、毎朝目が覚めたらベッドの中で唱えるようにするといいでしょう。

毎日毎日繰り返し唱えることで、知らないうちに脳に定着してますよ。僕は、これをフランスにから数字の暗記のためにやっていました。最近では、日本とフランスで名前の変わる原子の名前を覚えるのにも、この方法を使っていました。

毎朝気持ちよく唱えられるように、ベッドサイドに暗記したい項目を書いた紙を額に入れて飾るというさりげない演出も、効率的な勉強には必要なことなのです。

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6.逆算を心がける

 

効率的な学習は、今日の勉強するべき事柄を把握することから始まります。

そのためには逆算が大切。例えば、120ページあるフランス語の本を3ヶ月で終わらせた場合は、毎日どれくらいの勉強をすればよいのでしょうか。

まず、5日/週 勉強するとして、120ページの本であれば、2ページ/日 続ければ3ヶ月で終わることになります。

では、1ページ分の勉強時間はどれくらいか。これは個人差があると思いますが、内容を理解して、暗記事項を覚えるという作業でかるく1時間はかかるのではないでしょうか。

 

この学習計画をするための逆算は、どんな時でもとても大切なテクニックです。

特に、社会人になってからフランス語勉強しようとなれば、この逆算で導いた勉強時間が確保できなければ、フランス語の習得は難しいという事になります。よりよい効率化を図るか、仕事をやめてフランスへ留学するしか道は残されていません(笑)

間違っても時間を延ばして「マイペース」に進めることだけは避けましょう。理由は最初に書いた通りです。

 

 

 

7.大学生向け、文法力を伸ばしたいならこの問題種を使うべし!

 

当ブログでもたびたび紹介してきているのですが、僕が使ってきた問題集の中でおすすめのものがあります。

それが、このLes 500 Exercicesシリーズ。

 

写真はB2用ですが、それ以外のレベルに対応した問題集も販売されています。 

なぜ大学生にお勧めかというと、この問題集はボリュームが多いので、まとまった時間をフランス語学習に割けるというコンディションで使ってもらえると良いと思うのです。

なので、大学生じゃなければ使えないというわけではありません(笑)

また、各レベルごとに用意されているので、自分に合った問題集を選べるのもお勧めのポイントです。

 

この問題集の効果的な使い方についても、こちらの記事で詳しくまとめています。

francium87.hatenablog.jp

 

 

 

8.テストを受けよう

 

音楽であれば発表会やコンクール。

スポーツであれば試合など。

人は目に見える目標が近くにあると、そこに向かって突き進むことができますね。

しかし、ゴールが見えていない状態ではなかなか踏ん張ることができません。

 

フランス語の学習において、定期的に自ら設定できるゴールとして、DELF/DALFTCFといったフランス語の試験があります。決して安いものではないのですが、こういったゴールをあえて設定することで、自分にムチを打ってみるのもいいのではないでしょうか。

特に、長いことフランス語を勉強しているのに、全然上達した実感がない…という人に効果的です。

 

ちなみに、「(ムチを)打つ」と「(クリームを)泡立てる」は、同じfouetterという動詞です^^

 

 

生活スタイル編

 

9.まとまった時間勉強より、日々の勉強

 

勉強、何でもそうですが、付け焼刃ではどうにもなりません。(自分も、耳の痛い話です…)

特に語学学習というのは、僕の体験から言わせていただくと、日々の継続がカギになってくると思います。

 

どうして人は言語を習得するのだろう、という事を考えれば、理由が簡単に理解できるかもしれません。赤ちゃんは、生まれた時には言語を知りません。しかし、毎日言葉を聞いて話すうちに言語を習得します。日々伝えるべきことがあるから、言語というコミュニケーションの中で最小単位で必要なものを身に着けるのです。

 

逆に言うと、日々継続して勉強ができないのであれば、言語習得は絶望的であると考えたほうが良いでしょう。

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10.自宅学習という選択

 

外国語を勉強するスタイルは数多くあります。

今までのオーソドックスなタイプでは駅〇留学系の語学学校に通う事だったでしょう。

しかし、今はネットの時代です。言葉の習得にもネットを使わない手はありません!

たとえば、youtubeでフランス語学習系のビデオを探せば、ごまんとヒットします。

 

こんな文法解説系の使えそうな動画もたくさんありますね。


APPRENDRE LE FRANÇAIS EXPLICATION AUXILIAIRES MODAUX

 

でも、これを受動的に学んでいても、フランス語をmaîtriserするという観点から考えると効率的とは言えませんよね。

より効率的なフランス語学習は、アウトプットをすることです。日本の語学学校で高い授業料を払って、おおくの移動時間をかけて通うのが嫌な場合は、自宅で簡単に現地講師を探せるitalkiというサービスを使ってみるのはどうでしょうか。

日本人は通勤・通学に時間をかけすぎです。その時間を、日々の勉強に回しましょう。

 

 

 

意識編

 

11.なりたい自分像を設定→意識する

 

語学学習において、どのレベルまで自分を持っていきたいか意識することはとても重要です。

例えば、大学の試験を軽々パスする自分になりたいのか。それとも、フランスに旅行に行ったときに、お店で店員さんと自由なコミュニケーションをとりながら買い物する自分になりたいのか。

この時に設定する自分像によって、どういった勉強を進めるべきか戦略が変わってきます。

 

覚えるべき単語だけ考えても、前者の場合は試験の長文読解で必要な専門性の高い単語を覚えるべきで、後者はお店の人に質問するための単語を覚えるべきです。

 

例えば、僕はスペインに留学する以前は、スペイン料理のレストランで短期間ですが仕事をしました。料理に興味のあった僕は、仕事のために調味料や香辛料、食材の名前を一生懸命覚えました。その単語量は、スペインについてから分かったのですが、現地のスペイン人でも知らないような名前を知っているほどになりました。

 

少しくらい盲進なくらいでいいので、自分のなりたいイメージ像を作り上げて、そこに進んでゆけば、案外はやく目的は達成されるかもしれません。

 

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12.そうだ、フランスに行こう

 

と思った時が行動するとき。

フランスに行って、フランスで得た経験は、絶対にフランス語学習のモチベーションを高めてくれる良いスパイスになります。

 

フランスに行くときは、もちろん楽しんでもらえればいいのですが、出発前に少しフランス語学習のための準備をすると良いでしょう。

例えば、フランス語で過去形(passé composé)の助動詞にはêtreとavoirの2種類があります。この2つの助動詞の使い分けがなかなかうまくできない人は、フランスで過去形ばっかり使う旅行というものを計画してみるといいと思います。

ちょっとバカげたアイデアに聞こえるかもしれませんが、これ、結構効果があるんですよ。実際、僕はスペイン生活でもフランス生活でも、動詞の活用を勉強しているときは、「よし、今日は一日未来形ばっかりで会話してみよう」なんてことをやっていました。

会話の内容はちょっとギクシャクしてしまいますが、効果絶大です。

自分のフランス語を高めるフランス旅行をしてみてください。

 

 

 

13.行けなければ、日本のフランスのイベントへ。

 

とはいえ、ヨーロッパまで飛行機で飛んでいくというのは、なかなか簡単にできることではないかと思います。時間的、経済的な制約に縛られていればなおさらの事。

本来であれば、そんな制約を無視してまでフランス語勉強したい!というモチベーションに持っていけると良いのですが、そうでなければ日本国内でプチモチベーションアップできるイベントに行ってみましょう。

 

bantanのおすすめは、フランス映画祭

unifrance.jp

これは2016年のものですが、毎年開催されています。

東京以外では福岡・京都・大阪でも巡回上映をしているようです。

フランス語の響きを聞いて、フランス人たちの演技を見て、フランスに思いを馳せたなら、帰り道ではきっとフランス語をもっと勉強したくなっていることでしょう。

 

アンスティチュ・フランセ東京のパリ祭も有名です。フランスの祝日に倣って東京でも企画されるこのイベントでは、音楽の催し物があったりして賑わっています。他にもアンスティチュ・フランセのサイトでは、日本で開催されるフランス関連のイベント情報が載っているので、一度チェックしてみると良いでしょう。

www.institutfrancais.jp

 

また、ラ・フォル・ジュルネ(以降LFJ)も見逃せません。

www.lfj.jp

LFJとは、数日間にわたって様々な演奏会が企画されるという、フランス発祥の音楽祭。今では世界数か国で開催されるインターナショナルなイベントになりました。扱う音楽はクラシック音楽が中心となっているのですが、最近は民族音楽のようなものも積極的に取りこまれているようです。発祥の地・フランスではもちろんのこと、世界各国で「低料金」で「高品質」のクラシック音楽を聴くことができるとして、様々な層から人気を集めているイベントです。

日本でLFJの開催が始まったのが2005年。もう、かれこれ10年以上も開催されているんですね。今では東京だけでなく、金沢や新潟などでも企画・開催されています。

まぁ、これはフランス語の学習の効率化という観点からは少し外れてしまったのですが(笑)個人的にはたいへんおすすめなイベントです。

 

 

 

14.言語を一つ習得するという事は、もう一つの世界が開くという事

 

これは過去にも、何回か当ブログで書いています。

言語が一つ喋れるようになると、本当に、世界がもう一つ開かれるんですよ。

これは外国語を習得した人に与えられる、一番の恩恵だと思います。

 

例えば、みんなが気になる世界のニュースについても、日本語だけではどうしても情報に偏りが出ます。というか、完全にコントロールされた情報しか日本語では出ないような場合もあります。

 

今、手元にチーズがあるんだけど、これってどうやって食べるんだろう。こんな些細な疑問でも、フランス語を知っていれば、そのチーズに最適な食べ方を調べることができます。逆に考えてみると、チーズ一つ食べるにもフランス語知らないと多くのチャンスを取りこぼしているということになります(笑)ちょっと大げさですか?いいえ、チーズを他のものに置き換えれば、この事実のインパクトの大きさがわかると思います。

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この、「もう一つの世界への扉を開く」ためにフランス語勉強しているんだ、って思うと、ちょっと力が湧いてきませんか?

効率化ではないにしろ、学習のスピードアップにつながると思います。

 

 

おわりに

 

以上、長くなってしまいましたが、フランスの学習か効率化させるためのアイデアでした。中には効率化というよりは、やる気論みたいのが出てきてしまって、ちょっと暑苦しい感じになってしまいましたが…

 

冒頭で書いた通り、効率化の第一歩は「サグラダ・ファミリア現象」からの脱却です。ここでいったりきたりしていたら、いつまでたってもフランス語運用能力は上達しません。まずは「スピード」です。無駄を省いて、自分に似合った勉強サイクルを構築することに挑戦してみてください^^