フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

フランスのレストランで毒の草を食らわされた話。

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この前、僕の住むモンペリエという街の、ランチで人気のレストランに行った時のこと。

毒草食べさせられました~(笑)

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これは僕が実際に食べたお料理ではないのですが、こんな感じで草が使われていました。

 

 

総じて美味しいレストラン

 

一応、先に断っておきますが、決してこのレストランヤバイとか、このレストランに行くべきではない!という事を書きたいわけではありません。

 

というか、むしろ美味しかったので、また機会があれば行こうと思っているくらいの場所です。

 

特に美味しかったのが、前菜で出てきたサーモンのミ・キュイ(たたきの様に、表面だけ炙られたもの)と、アニスのグラニテの組み合わせは、初夏にぴったりのシャレオツなお料理で、日本に帰ったら絶対真似するレシピに登録しちゃいました。

 

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全体的に美味しく、スタッフの対応も温かみがあり、値段も良心的。

 

でも、毒草が出てきたんですよね~(笑)

 

 

オクサリス

 

毒草って書いてますが、そんな死ぬような植物ではありません。むしろ、この草食べて死ぬことはない、っていうか、死ぬかもしれない成分が少し含まれているってだけの話…あ、つまりそれは毒草か。

 

最初のランチメニューのところにも、しっかりと書いてあったのです。

いくつもあるデザートの一つに、「マンゴー、ココナッツのアイスクリーム、スパイスのきいたクランブル、オクサリス」って。

 

オクサリス…なんかどっかで聞いたことあるなーと思って、ウェイターの人に聞いてみたら、「不思議な味のする草。」との返答。

これは、もう食べてみるしかありません。っていうことで、このエキゾチックな取り合わせのデザートをチョイス。

 

 

不思議な味のする草。

 

ちょっと、見た目がクローバーっぽいのですが、日本では「カタバミ」という名前で知られている植物です。

wikipediaで調べてみたところ、カタバミは、別名しょっぱぐさとも呼ばれるようで、不思議な味という認識であるのは東西で同じである模様。

 

気になるお味は、小さい葉っぱの割に、1枚で口全体に広がるピリリとした爽やかな酸味。なんていうんでしょう、あまり他に対応する味の食品がないんです。

そりゃそうですよね、だって、それが毒なんですから。

 

このカタバミ、フランス語ではオクサリス(Oxalis)というのです。

で、なんでこの名前に聞き覚えがあったかというと、化学で見た事があったのです。シュウ酸(acide oxalique)という名前で目にしていたため、どこか心に引っかかっていたのです。

 

で、このシュウ酸ですが、多量に摂取すると体の中であれやこれや不都合な反応を起こして、筋肉の収縮がうまくいかなくなり、下手すれは心臓の筋肉がうまく収縮しなくて死ぬ…なんてことがあるそうなんです。

でも、そんな大事に至るには、このカタバミの葉を尋常じゃないほど大量に摂取しなくてはいけないため、4,5枚程度の葉を食べたところでは何の影響もありません。

少し食べるくらいなら、「わ~なにこれ初めて~♥」みたいな、女子の会話が出るくらいです。

 

 

おわりに

 

私たちが日々食べている者には、農薬などの人工的な毒物を除いても、食品自体が持っている毒性というのはたくさんあるものです。

なので、このカタバミなんて、本当にとるに足らない毒草なのです。

 

むしろ、今回こうやってシュウ酸の味に出会えた事のほうが大きかったかも。

毒食らわば皿まで、ってキレイに完食させて頂きました。

カタバミは道端に生えているくらいどこにでも生えている草なので、気になる方はお試しください。僕は一切の責任を負いません^^ あと、動物には絶対に食べさせないでくださいね。