フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

2016年度 フランス国立大学の授業料を公開します

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8/31。

もう夏休みの宿題なんてとうの昔からやる必要がないのだけれど、いまだにこの日付を聞くと背筋がゾクッとします。やり忘れた宿題はなかっただろうか…

フランスの学校の年度は9月開始なので、夏休みというのは、日本のような中間の長期休暇ではなく、学年末の休みということになります。僕は5月下旬あたりから夏休み。実に3か月以上もぷー太郎自由な時間を楽しんでいるのです。

そして、9月から始まる次の学年へのréinscription(再登録)を先日済ませてきたので、今回はその時に支払った学費を公開します。

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フランスの公立学校は無料というが…

 

フランスは学費無料がという話を耳にしたことがあるかもしれません。実際、フランスの公立学校の授業費用は無料なのですが、その他にかかる経費があるんですね。

また、公立の学校でも音楽や美術などの、いわゆる芸術系の学校や、グランゼコールと呼ばれる高度な教育を実施している学校などの授業料は、一般の国立学校よりも多くの費用がかかる場合がほとんどです。

しかし、これらの特殊な学校を除けば、基本的に授業料は今回紹介するものと大差がないので、この情報をある程度の参考にしていただければと思います。

 

ちなみに、公立大学内に設置されている語学学校は、この学費は適用されないので注意してください。とはいえ、私立の語学学校よりは安いんですけどね。

また、たまに語学留学するなら公立の大学に直接申し込み、現地の大学生と肩を並べて語学を学べば安く済むなんていうことを書いている記事を見かけるのですが、これははっきり言って嘘です。一般の大学に入学するためには、それだけでもある程度の語学力とそれを証明するもの(ディプロムなど)が必要になります。

 

 

 

じゃーん!これが今年の費用!

 

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内訳詳細は去年(2015年度)の情報を参照してください。

francium87.hatenablog.jp

 

日本円で、約2万円ですね。

学校に通うのが9ヶ月/年とすれば、月にかかる費用は2000円強ということになります。これで毎日ためになるありがたい説法(講義)が聞けているので、フランス政府には感謝です。

 

 

 

フランスの大学システム

 

フランスでは学位(Licence)、学士(Master)、博士(Doctorat)の3つの過程があり,

それぞれ3年、2年、2年です。

Licenceを開始する前、つまり日本でいうところの高校を卒業する段階で、大学進学を志すフランス人はバカロレアという試験に臨みます。

バカロレアはナポレオンによってる作られたというひどく歴史あるものなのですが、要は高校卒業試験と大学センター入試が一緒になったようなものなのです。つまり、バカロレアをパスできれば、無事に高校を卒業できて公立大にも入れますよ、という夢のチケットが手に入るわけです。

このバカロレアは、実は国家免状(diplôme national)なので、フランスの18歳の多くは、若くして国際免状の試験に挑むわけですね。バカロレアを得た段階で"Bac"という箔が付きます。

続いて、大学などの高等教育機関のカリキュラムを一年パスするごとに"Bac+1" "Bac+2" "Bac+..."というかんじで、どんどん数字が増えてゆき、めでたく博士課程まで修了すると"Bac+7"という、ちょっとしたボス感のある称号を得るのです。

個人的には、この"Bac+ナンチャラ"って、なんだか年齢の積み重ねを想起させる気がするので好きではないのですが、フランス人と会話しているときにまま聞くものなので、知っておいて損はないでしょう。

 

余談ですが、日本人でフランスの大学に入学・編入したい場合は、まずこのバカロレアと同等かそれ以上の証明書の提出を求められます。バカロレアの定義から言うと、これと同等のものは「高校の卒業証明」と「大学入学証明書」(もしくはそれ以上の「大学在籍証明書」や「大学終了証」など)の合わせ技で証明する必要があるわけです。つまり、フランスの大学で勉強をしたい場合は、日本の大学に少なくとも受かっている必要があるわけです。(フランスの大学に留学したいなら、日本の大学に入るべき理由 - フランシウム87)また、僕のように日本でも高校までしか通ってなかったけど、海外の大学で勉強したい…という人にもウルトラCの道は残されているので、あれこれ考えればどこかに解決の糸口はあるものです。

 

結構いろいろな学部がフランス大学には用意されているので、フランスの公立大学でまた勉強をしてみるというのも悪くないと思います^^

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