フランスと日本の違い┃電車でよく寝る日本人
電車に乗るとすぐに眠くなってしまう僕は、ヨーロッパに住んでいるとドキドキです。
電車は第二の寝室です
僕は電車に乗ると必ずと言っていいほど眠れます。
気持ちいいんですよねー電車の中で昼寝って。
昼寝じゃなくても、通勤・通学の電車の中では少しでも睡眠時間を増やそうとよく寝ていました。
高校の大好きな倫理の先生が「電車に乗ったら、かならず本を開くようにしなさい。読まなくてもいいから、本を開く習慣をつけなさい」と言っていたので、一応本は開くんですけど、あの文字列を見た瞬間に睡魔がやってきます。
僕みたいに電車で寝たことのある人は多いと思います。
ヨーロッパでは電車で寝る人がいない
もちろん100%ではないですが、電車で寝てる人ってすっっごい稀です。
トラムやバスみたいに、駅と駅の間がみじかい乗り物だったらわかるんですが、TGV(フランス版新幹線)みたいな長距離の乗り物でもみんな寝ないで起きてます。
何をするわけでもなく、ボーッと目を見開いて電車に乗っている人たち…
電車暇を持てあましたら寝る!という観念のあった僕には、ちょっと気味の悪い光景に見えます(笑)
寝たら危ない
そもそも、なぜ外国人は電車の中で寝ないのか。
それは、電車内でのスリが多いから、自分の荷物に目を光らせていないといけないからだそうです。あとは、お年寄りや体の不自由な人がのってきたときに席を譲るため、乗り過ごさないため…なんていう意見があります。
スリが多いというのは、残念ながら本当の話で、平和な環境に慣れた日本人たちは特に気をつけなくちゃいけない部分だな、と思います。
いつだったか学校の授業の一環で、自分の国の変わったところを紹介する、というテーマでの発表がありました。僕は電車の中で荷物を荷物棚に載せて、その下で寝ている人の写真を紹介したんですが、これが外国人たちには大うけ。
こんなに無防備でも盗難にあうリスクは低い、というのはフランスと日本の違うところの一つです。
電車内でのマナー観も違う
以前のエントリーで日本の電車内のマナーについて取りあげました。
フランスはこういうことないですね。
電車の中はいたってうるさいです。あ、うるさすぎて眠れないっているのも、フランス人が車内で寝ない理由のひとつかもしれませんね。
でも、僕は寝ます。
えぇ、サングラスで目を隠して寝ます。
特にいつも貴重品を持ち歩いてるわけじゃないし、バッグを抱えた状態で普通に寝てます。
だって、気持ちいんですよ。南仏の太陽に照らされた車内で昼寝するのって。
しかも、一説によると電車の揺れや音からは1/fのゆらぎという、なんだか心地よいものがでているそうです。(ゆらぎ)
フランスの車内も安全に眠れるくらい、セキュリティ強化してくれたらいいんですけどねぇ。