フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

海外のゆとり世代

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何を隠そう平成元年生まれの僕は、ゆとりのパイオニアと言われる世代なのです(・ω・)

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ゆとってる世代

 

ゆとり世代の定義に関していろいろな話がありますが、僕がちょうど中学に進学したときに名簿は男女混合となり、毎週土曜日は学校が休みとなり週5日制、学習指導要領も漸次改定される中、成績の評価は相対評価から絶対評価へと変わった時代でした。

 

そもそもゆとり教育って、学力向上といじめなどの社会問題に対応するために導入されたシステムなんですよね。それがいつの間にか、その世代が社会人になったころに「ゆとり世代は甘い」みたいな感じで評価され始めて、ゆとりが学校外の環境でも注目されるようになったのです。

これって結構お門違いな考え方じゃないでしょうか。みんなゆとり教育があったから、ゆとり世代は甘いというような考えを唱えていますが、後で説明しますがその構図はあまり正しくないのです。ゆとり教育の結論は、学校教育という土俵で語られるべきです。

 

余談ですが、ゆとり世代の中にはゆとり批判がプラスに働くことも少なくありません。普通にちょっと頑張るだけで、上司からは「お、お前ゆとり世代なのに頑張るな」みたいなことになって、評価が上がることがあるのです。鶏口牛後ではないですが、ゆとりというある種の偏見をチャンスに変えるのは、案外難しい事ではありません。

 

 

海外のゆとり世代

 

社会におけるやる気のない新世代はゆとり教育の賜物ではなく、単に「そういう世代」であると考えるのが妥当です。

というのも僕と同じような世代の人たちは、海外においても総じて何かしらの社会問題を巻き起こしていて、その中には仕事に対するモチベーションが低いなど、日本のゆとり問題と共通するものもあるのです。これは、1989年という世界の大きな転換期を境に、新たな世代が新しい価値観を身につけていった結果であると理解できるでしょう。

それが、日本においてはたまたまゆとり教育の実施と時期が重なったため、「ゆとり教育=悪」という構図が出来上がったのだと思います。世界に目を向けると、ゆとり教育なんて実施してない国々で、同じような若者の変化があるのです。

 

こうしてみると面白いもので、多くの企業でお偉いさんたちが頭を抱えている「若者問題」というのは、世界のいたるところで発生していると考えることができます。であれば、こうした問題の解決方法は、世界的に意見を交換することで見つかるのではないでしょうか。

 

 

おわりに

ゆとりというのが良いか悪いかという事について、僕は別にニュートラルな立場なのですが、海外に目を向けてみると案外"ゆとり現象"がいろんなところで起きているんだという事に気が付き、少し面白く感じてしまいます。

別にゆとり教育が実施される前の世代の人でもできない人はできないし、ゆとり世代と言われる人でも有能な人はたくさんいます。ただ、ゆとり教育が実施されていた期間と時を同じくして、若者の価値観というものが大きく変わっただけなのです。

若者が社会の厳しさについていけていないのか、それともプレゆとり世代(がポストゆとりの価値観の急速な変化についていけていないのか…

コロンブスの卵の論争に、しばらく終わりを見ることは無さそうですね^^

 


Jack Ma(Education Speech)

 

日本でもよくある若者のSNS炎上。訴えの方向性は少し違うのですが、「やっていい事と悪い事」の分別について辛らつに描き出しているドイツのCM。ラストが衝撃的です。


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