フランス留学のすゝめ2
前回の記事で、理由は何であれフランスに住みたい人は留学と手段がおすすめ、と書いたけど、もちろん思い立ってすぐにフランスに行けるわけではありません。
フランスに留学生として長期滞在するためには、東京の麻布にある在日フランス大使館で学生ビザの申請をしなくてはいけません。
経験則として、だいたい3ヶ月はビザの申請にかかると考えておいたほうが良いです。
今回は自分の良く知っている「学生ビザ」について書いていきますが、「学生」用のビザなので、もちろんフランスで通う学校を探さなくてはいけません。
もちろん、フランス語で。
最初からいきなりハードルが高いですが、仕方がないです。ビザを取得し人たちはみんなが通る道です。
とはいえ、フランスの語学学校は大きく分けて私立と公立の2つのタイプがあります。
私立の語学学校であれば、普通であれば英語での受け応えもしてくれるので、つたない英語力でもあれば大丈夫。
また、私立の語学学校であれば始める時期を選びません。
大体どこも一年を通して学生を受け入れてくれるので、良い語学学校が見つかればそのまますぐに入学手続きに進むことができます。
では、公立の語学学校はどうでしょうか。
公立の場合、私の知っている限りは学校の始まるタイミングというものがあって、これは大体大学のセメスターと同じです。
そもそも、この公立の語学学校というのは公立大学付属の語学学校のことを指しています。
一番有名なのはパリにあるパリ第1大学(通称ソルボンヌ)が開講している講座でしょうか。
セメスターの始まるタイミングでしか生徒を受け入れないので、申込期間や入学日などが細かく決まっています。
また、場所によりけりだとは思いますが、個人的な経験から言わせてもらうと、公立の語学学校の秘書の人は冷たい気がします…
サービス精神に欠けるというか。
なので、英語でメールを送っても返事が返ってこないということもあります。
まぁ、そういうときは英語の通じる人がメールを開くまで何回か挑戦すればいいんですけどね。
でも、初めての留学であれば結構ドキドキしてしまうと思います。
公立学校の良いところは、何よりも授業料が安いというところです。
私はフランス国内で、一番安く充実したカリキュラムの学校をしらみつぶしに探した結果、一つの国立大学付属の語学学校を見つけ出しました。
当時で1セメスター約3ヶ月で1000€でした。
これが、私立の語学学校だと、大体2500€。
倍以上ですね。これでもそんなに高くない方なんですが。
他にも私立の学校はホームステイ先も手配してくれる(もちろん、有料です)サービスがあったり何かと便利なのですが、いちいち高いです。
なので、自分で一から頑張れる体力と気力のある人には公立の語学学校をお勧めします。
あと、後々フランスの高等教育機関(特に大学)に通いたい!って言う人には公立の学校を選んでおくと後々助かることがあるかと思います。
授業内容はどっちのほうが良いか?
それは勉強する人のモチベーション次第だと思うので、私は私立・公立の語学学校に違いがあるとは考えていません。
はい、これが留学ビザ申請の第一歩です。
結構大変そうでしょ?
でも、これでもまだ書類集めも始まってないんです。
なので、留学ビザには最低でも3ヶ月ぐらいのゆとりをもって(これでもけっこうギリギリラインですが)挑まなくてはいけないのです。
南仏にはオリーブの木がたくさん。
大学のキャンパス内でもオリーブの木をよく見かけます。