フランシウム87

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フランス学生ビザ 日本とフランスの高等教育機関

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先日の記事(学生ビザ-事始め)で、学生ビザ申請のための必要書類の中で「高等・専門教育機関の登録証明書」について取り上げたのですが、きょうはこれをもう少し掘り下げて考えてみます。


 
「高等・専門教育機関の登録証明書」とは、高等教育機関(大学やグランゼコールなど)や専門学校(ビジネススクールや農業学校、語学学校など)に入学を認められた証明する書類です。

多くの語学学校では大したものを要求されることはありませんが 、大学や専門学校に入ろうとすると、日本でのそれまでの学業の経歴を見られるので一筋縄ではいかなくなってきます。

「高等・専門教育機関の登録証明書」を得るためには、まず学校を探して、その学校のサイトから必要な情報を調べるか、または実際にメールを送ったりしてコンタクトをとって情報を集めます。

その際に、自分の希望するカリキュラムが週何時間の授業数で組まれているのか確認しましょう。

というのも、学生ビザを申請するためには20時間/週の授業数が必要なのです。

(実際にはそこまで厳密にはカウントしていないようなのですが、留学生の多く集まる語学学校の登録証明書では結構細かくチェックされるようなので注意)

もうひとつここで大切なのは、インターネットを使ってその学校の情報を調べるということです。

公立の学校だったら問題はないと思いますが、特に名前のあまり知られていない小さな私立の語学学校で、実は授業数そんなに多くないのに書類上は週20時間以上の授業数にするよ。とか言っている学校なんて怪しいにおいがしますよね。

そのあと授業料をクレジットカードや国際送金で実際に払うプロセスに入ってくるので、授業料を払う前にネットで本当にその学校が信用できるところなのか確認しておきましょう。

学校とコンタクトが取れれば、後はさほど難しい作業ではありません。

基本的にはサイト上で借り入学登録を済ませて、授業料の一部、または全額を支払うことで日本の住所宛に学校の在籍証明書が届くという仕組みです。

1週間くらいで届くのが望ましいですが、不測の事態に備えて1ヶ月ぐらいは余裕を持っておいたほうが良いと思います。

特に、この後フランス大使館内にあるキャンパス・フランセで必要書類提出の予約をとっている人は、その日に書類の準備を間に合わせなくてはいけないので、これくらいのゆとりを勘定に入れておいたほうが良いと思います。

また、万が一郵便トラブルで届かない場合に備えて、授業料を払ったら証明書をPDF形式にしてメールでも送ってもらうのをおすすめします。

これで
「高等・専門教育機関の登録証明書」が手元に届きます。

(ビザ関係の情報はよく変更されます。今回紹介した内容は、あくまで私がビザを申請した時の体験が基になっているので、現在の情報は必ず自分で調べてください。在日フランス大使館のサイト)

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