フランシウム87

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試験終了!C1レベルの大切さ

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今日でめでたく初めての試験をすべて終えました!

 



化学、生化学、数学、物理、環境学、バイオテクノロジー…

今まで根っからの文系だったので、こんなに数字の多い試験は初めて。

不思議なことに、高校生の時は一番苦手だった化学が、今回は一番頼もしいパートナーとなりました。何故?




さてさて、今回理系の学問で初めて試験を受けてきたのですが、ひしひしと感じさせられることがありました。

それは、やっぱりフランス語の勉強は必要だということ。

言うまでもなく、専門的に何かを学び始めれば専門的な単語が多く出てきて、日々それらを頭に叩き込んでいかなくてはいけないんだけど、そういうことではなく。

要はDALF/C1の試験の時に嫌というほどやらされたsynthèseの技術が、やっぱり理系だとしても必要になってくるということ。

正直なところ、理系学問にはそこまで文章構成力は求められないだろう(しかも、まだ最初の試験だし…) と、たかをくくっていたのですが全くそんなことはなく、生化学、バイオテクノロジーではばっちりとsynthèseを意識した文章構築力が求められたんです。

それもそのはず、フランス人の学生たちは今までずっとこの手のトレーニングをしているんだもんね…

synthèseというのは、与えられた複数の文章やデータを、これまた与えられた結果を見据えたり、自分の意見や問題点を提示しながらまとめていくというテクニック。

フランス語を勉強していた時と今回とsynthèseで大きく違った点は、与えられたデータが今回のほうが明確だったということ。

逆に言うと、語学を勉強している段階では与えられた題材が難しかったり曖昧だったり、まずその文章のエッセンスを理解するのに手こずるのですが、今回の試験ではデータがすでに授業で見てきたものなのでそこを新しく理解する必要はなかったのです。

でも、それらばらばらのデータから自分なりに一つの文章にまとめていくというのはやっぱり簡単ではないわけで(ここまでがほかのフランス人学生も感じるところ)、さらに文法的な問題が上乗せされるわけです。

今回は題材が無難だったからなんとか書ききれたものの、これが難解な題材のsynthèseだったら…と思うと、やはり日ごろからフランス語の勉強に手を抜いてはいけないということが分かりました。(いうだけなら簡単なんだけど…)




何はともあれ、これで試験も終わって一安心。

来週から早速、後期のセメスターが始まり、また新しい分野がバンバン増えるんだけど、とりあえずこの週末はゆっくり羽を伸ばします♪