フランスにいてもスペイン語┃トリリンガルでありたい願望
今週のお題「わたしの本棚」
久し振りにお題に沿って投稿します^^
今回は僕が大事に使っているスペイン語の文法書のお話。
本を多く持てない
海外留学生の身であるが故、荷物を多く持つという事ができません。
なぜなら、日本に帰るときに持ちきれなくなってしまうし、何より引っ越し作業が大変!特に本は重たいので、僕にとっては天敵ぐらいの扱いです。
フランス語学校の授業では、各レベルごとに教材を配布されたんですが、これも数が多くなると困るのでその都度ひとにあげるなりして処分していました。今でも手元に残っているのはC1のリスニングの教材と、C1-C2の音声学の教材くらいです。
フランスの大学では教材というものは一切なく、授業はすべてPDF形式でダウンロードできるため、紙が溜まっていくという事はなくなりました。資料・参考書の類も図書館に行けばだいたい手に入るので問題ありません。
くわえて、僕は活字が大の苦手。日本語だと読んでいるうちに字が変形しだしたりすることがあるくらい。一度ディスレクシア(難読症)を疑ったこともありましたが、読もうと思えば読めるのでどうやら違うよう。単に飽きて眠くなって視点が定まっていないようです(笑)難読であることを除いても、僕は小さいころから本から知識を得ることは好きだけど、自分で読むのは嫌いなタイプでした。
なので、今、こうして海外にいる間に自分の本棚にある本というのは、おそらく自分にとって大切な本なのでしょう。
フランスにいてもスペイン語
冒頭の写真が僕の、「本棚」というには小さすぎる本棚の写真です。
フランス語辞典と百科事典、分子生物学、フランス語正書法の本などがあります。
その中でも、日本からわざわざ重たいのに持ってきたのが、白水社の「中級スペイン文法」という文法辞典。
この本はすごいのです。神様です。
中級と書いてありますが、様々な文法情報が網羅されている、一家に一冊は置いておきたい本。
僕の叔母はスペインで長らく通訳士として活躍しているのですが、僕がスペイン語を勉強しにスペインに留学していた時に彼女からこの本を紹介してもらったのです。日本に帰った僕は、即アマゾンで発注して手に入れました。ここ最近はスペイン語を本気で使う場面というのがなくなってしまったので、文法規則などに疑問を持つこともなく、簡単な文章だけで会話をするようになってしまったのですが、たまに気合を入れてメールを書くときなんかはこの本の力を借りています。
一般日本人がトリリンガル
僕はごくごく普通の日本人の一人。
なんちゃってトリリンガルとして日本語・スペイン語・フランス語を話します。
とはいえ、世界を見渡してみれば、トリリンガルなんて別に珍しいものでも何でもありません。特にヨーロッパなど国が大陸で陸続きである地域では、両親それぞれが別国籍であることなんてざらにあるので、それに英語を加えればトリリンガルなんて簡単に生まれてしまうわけです。しかも、おそらく小さいうちから複数の言語に親しんでいるせいか、忘れることはないし、頭の中での言葉の切り替えもスムーズ。
それに対して、僕は結構な頻度で、意識的にスペイン語を思い出さないようにしないとどんどん忘れていってしまうのです。語彙ならまだしも、複雑な文法構成となると、いくらラテン語派生の言語とはいえ、やはりフランス語と全く同じというわけではないので、すぐに忘れるorこんがらがってしまうのです。
そんなショボい脳みその中にも、どうにかしてスペイン語の知識をとどめておこうとしたとき、やっぱりこれくらい文法知識が詰まった文法書が必要になってくるのですね。
でも、日本人でも平気で複数の言語を操ってる人とかいるのになー。彼らも彼らで、それぞれの言語のメンテナンスには注意を払っているのでしょうか。気になるところです。