実は日本は大きかった…日本をヨーロッパの地図の中に置いてみると

ここ2年で、自分で車を運転して1000kmの距離（東京-山口）を移動することが3回ありました。

その時思ったのが、「日本小さい島国のくせに遠い…」

車で進むのが遅いからかなぁと考えながら改めて地図を調べていたら、面白い事実を発見。実は日本って結構大きかったんです。

実は大きい日本

大きいというと語弊がありそうなので、長いといったほうが良いかもしれません。

とりあえずこちらの地図を見てください。

日本、大きくないですか？

九州の南端をイベリア半島の南端に合わせてみると、北端はスペイン、フランスをゆうに超えてドイツまで達しています。

これはアメリカのプログラマーが作った"The True Size Of ..."というオンラインの地図で見ることができます。どうしてこんなことが起きるかというと、私たちが普段目にする四角い紙の上に書かれた地図（メルカトル図法）は、赤道に近づくほど実際の大きさよりも小さく描き、北か南に行くほど大きく描いてしまう欠点があります。地球は球体なので、展開図は四角くなるはずないのですが、それを無理やり引き延ばした結果こんなことになってるんですね。

ヨーロッパの国々は日本よりも高い緯度に位置しているので、その場所に日本を持っていくと普段私たちが目にしているメルカトル図法の中の日本より少し膨張した感じになります。しかも、普通に縦が長い。

日本の面積は大きい？

面積となると、フランスやスペインより小さく、ドイツよりも大きいという結果になります。国土技術研究センターの意外に大きい日本の国土というページによると、フランスは日本の1.46倍、スペインは1.34倍、ドイツは0.95倍だそうです。ちなみにヨーロッパの国々の中で日本より大きいのはフランス、スペイン、スウェーデンの3つだけ。ヨーロッパって意外と小さな国がひしめき合ってるんですね。

このサイト、結構面白いことがたくさん紹介されています。例えば日本列島を上下さかさまにして中国や韓国のほうから見た地図は、日本が大陸の外を覆うように位置していることが分かりとても興味深いです。大陸と島のつながりが、まさに「対岸」という感じ。江戸幕府が終わるころ、「対岸」の中国に欧米列強が進出したのを見て焦った日本人たちの気持ちが少しわかる気がします。

おわりに

上のサイトでも書かれているのですが、国の仕組みや経済などは国土の大きさに比例しません。日本は大きい国ですが、質が高い国になると良いですね^^