フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

問題、ルイ14世時代に最も多くのフランス領土を奪った人物は?

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ヒントは隣国、イタリア出身の人物です。

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その人物の名前は、カッシーニ

 

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先日受けた地図学(Cartographie)の講義で聞いたエピソード。

土星の周りにある幾重もの輪っか、その一番外側の隙間についている名前「カッシーニの間隙」で、彼の名前を理科の授業で聞いたことがあると思います。

そう、カッシーニさんは天文学者で有名な科学者です。

そんな彼はイタリア出身で、のちにルイ14世のもとで働くべくフランスに帰化し、名前をGiovanni Domenico CassiniからJean Dominique Cassiniに改めました。

 

では、なぜこの科学者はフランスの領土を奪ったのでしょうか?

 

 

 

太陽王「他のどんなライバルよりも、彼のせいで一番多くの領土を失った…」

 

太陽王とは、ご存じルイ14世のことです。

 

Louis XIV aurait déclaré que ses géographes lui avaient fait perdre plus de territoires que tous ses ennemis ...

ルイ14世は、この地理学者たち(カッシーニたち)は他のすべての敵よりも多くの領土を失わせた、と語った。

Cassini, une longue histoire cartographique | Cassini

 

カッシーニは、天文学者でありながら、その能力を買われてルイ14世にフランスの領土を計測して、正確な地図を作成することを命じられたのです。

彼は三角測量(triangulation)という測量方法を使って、それまでの地図よりも正確な海岸線を描いていったのです。

すると、カッシーニが新たに書いた海岸線は、それまで使っていた地図の海岸線よりもはるか内陸に位置することになってしまったのです!

 

というわけで、カッシーニの正確な測量のせいでルイ14世は広大な土地を失ってしまう事になったのでした。

真実というのは、時に不都合な事実を突きつけてしまう事があるものですね。