フランス流ピクニック♪ 使えるレシピ4つ集めました
ナツいアツがやってきました。
僕が試験勉強で家に引きこもっている間に、世界は急激に暑くなっていたようです。。。
さて、太陽の出ている良く晴れた日に、友達や家族と一緒にピクニックって楽しいですよね。
フランス人は人生を楽しむのがうまい人たちです。そんな彼らにとってピクニックはごく当たり前のようで、(少なくとも南仏では)お昼の時間は芝生でランチ…なんていう光景が当たり前のように見られます。
今回は、そんな日々の幸せづくりには欠かせない「何でもない日ピクニック」に役立ちそうなお弁当アイデアを、人気サイトELLEからピックアップしてきました。気に入ったものがあったら、是非試してみてください^^
- Taboulé ミントが薫る、フレッシュサラダ
- Sandwichs au concombre et cream cheese 超簡単なさっぱりサンドウィッチ
- Cake de voyage sans gluten グルテン不使用のピクニック・ケーク・サレ
- Quiche ピクニックから晩御飯まで!最強フランス料理
- おわりに
Taboulé ミントが薫る、フレッシュサラダ
タブレ(taboulé)とは、シリアやレバノンの発祥と言われているサラダ。
サラダと言っても、このお料理には麦やクスクス、キノアなどの穀物が使われます。
そこに、たっぷりのミントの葉とトマト・タマネギなどのフレッシュな野菜、そしてたっぷりのレモン汁とオリーブオイルでキリリと仕上げるのです。
さらだにミントを使うなんて、なんかおしゃれですよね^^
フランスではクスクスがメジャーな食材なので、クスクスをつかったタブレを見かけることが多いと思います。また、健康志向の人はキノアを使うかな。
穀物であれば基本、なんでも味が合うので、日本であれば手に入りやすいお米でもいいでしょう。実際、お米で作るタブレのレシピもたくさんあります。
ただし、本来であれば麦やクスクシのようにでんぷん質のない(=粘りのない)穀物を使う料理なので、できればタイ米のようなボソボソしたお米、もしくはなるべく浸漬を少なく、硬めに炊いたお米を使うとよいでしょう。
材料(6人分)
- 米 350g
- トマト 6個
- キュウリ 2本
- タマネギ 1個
- チャービル 1束
- ミントの葉 1束
- レモン 4つ
- コーン缶 1つ
- オリーブオイル 150ml
- 塩、胡椒
作り方
- お米を炊いておく。普通のお米を使う場合は、なるべく研がず、なるべく水につけることなく調理して、あえてボソボソのお米にする。
- トマトの皮と種を取り除き、細かく切る。ハーブ類も細かく刻んでおく。
- キュウリとタマネギは皮をむいて薄切りにする。タマネギの刺激が強う場合は水にさらしておく。コーン缶の汁気を良く切る。
- レモン汁を容器に絞っておく。
- サラダボウルにすべてを混ぜ入れ、オリーブオイルと塩・胡椒で味を調えて完成!
おうちで食べるのであれば、冷蔵庫で30分、良く冷やしてから食べてくださいね。
暑い太陽のもとで、ミントのフレッシュなサラダをほおばる…んー最高です!
Sandwichs au concombre et cream cheese 超簡単なさっぱりサンドウィッチ
次に紹介するのは、キュウリとクリームチーズのサンドウィッチ(Sandwichs au concombre et cream cheese)です。
フランス語でキュウリは"コンコンブル"と言います(笑)
さて、日本でもサンドイッチの具にキュウリを使うことはあると思いますが、ほとんどの場合マヨネーズと和えちゃってますよね。
まぁ悪くはないんですけど、マヨネーズの代わりにクリームチーズ(キリとかフィラデルフィアとか)を使ってみてください。一味違って、とっても美味しくなりますよ。
あまりにも簡単すぎる…という人は、予めレモンピールのコンフィでも作っておき、それを少量、アクセントとして入れてみても良いでしょう。レモンの酸味と爽やかな香りが、さらに爽快感を高めます。
シンプルなだけに、胡椒のバリエーションを変えて楽しんでみるのもアリですね。一つはブラックペッパーで、もう一つはレッドペッパーにしてみるとか。
簡単だけどアレンジが聞いて、しかもピクニックにもってこいの軽やかさを兼ね備えている秀逸サンドウィッチです。
Cake de voyage sans gluten グルテン不使用のピクニック・ケーク・サレ
ケーク・サレ(cake salé)とは、しょっぱいお惣菜ケーキ。一般的にはトマトやオリーブなどを入れた塩味のパウンドケーキの事を指します。
ここで紹介するのは、グルテン不耐性だったり、アレルギーを持っている人でも安心して食べることのできるケーク・サレです。なので、グルテンを多く含む小麦粉は使われていなくて、代わりに米粉とトウモロコシ粉で作ります。
材料(25cmのパウンドケーキ型、6人分)
- オイル漬けドライトマト 1瓶
- モッツァレラチーズ 1つ
- 卵 3つ
- バター 150g
- 米粉 250g
- トウモロコシ粉 100g
- ベーキングパウダー(グルテン不使用のもの) 1包(約12~15g)
- オリーブオイル スープスプーン1杯
- タプナード(ブラックオリーブのペースト) スープスプーン1杯
- パルメザンチーズ(おろしたもの) 50g
- オレガノ コーヒースプーン1杯
- ニース・オリーブ コーヒースプーン1杯
タプナード、ニース・オリーブ(ニース産のAOC呼称のついているオリーブ)は、無ければ自分でオリーブの実を買ってきて、みじん切りにして代用しても良いでしょう。
作り方
- バターと卵は、予め冷蔵庫から出しておいて、室温に戻しておく。
- オーブンを180ºCºに余熱しておく。
- ドライトマトの油をよく切り、細かく切る。
- ボールに、バター→卵→粉とベーキングパウダーを予め合わせてふるっておいたもの、の順で順次加えながらよく混ぜ合わせる。
- ドライトマト、小さなさいの目に切ったモッツァレラチーズ、タプナード、オレガノ、パルメザンチーズ、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせ、塩コショウで味を調節する。
- オーブンペーパーを敷いたパウンドケーキ型に記事を流し込み、表面にニース・オリーブをちりばめ、40分間焼く。橋や竹串を中心部にさして、ドロッとした生地が付いてこなければしっかり火が通っている証拠。完成!
ケーキという名前ですが、位置づけは前菜とパンのようなものなので、ピクニックの最初から出して、みんなをあっと言わせちゃいましょう!
Quiche ピクニックから晩御飯まで!最強フランス料理
キッシュ(quiche)はフランスで日常的に食べられるポピュラーな家庭料理です。キッシュの方はスーパーなどで学生でも簡単に買えるくらいリーズナブルな料金で売られているほど。
そして、なんといってもキッシュの魅力は、とっても簡単に作ることができることです!混ぜて焼くだけですからね。
でも、「フランス名物のキッシュ焼いてきました~」ってピクニックで出せば、みんなが「おぉー!」って言ってくれること請け合いの、大変助かるお料理なのです。
キッシュと一口に言っても、それは日本の雑煮のごとく、地域によって実に様々なレシピがあるのですが、今回は日本人であればほとんどの人にうけるであろう、トマトとバジルのキッシュです。ちょっとイタリアンの味ではありますが、まぁそこは懐の深い両国の代表料理が混ざり合ったと思っていただければ…(笑)
材料(6人分)
マスタードが入ることで味にしまりが出ます。和芥子で代用する場合は、少量で様子を見てください。
砂糖はトマトの酸味を和らげるためのもの。甘くする目的ではないので、ほんのひとつまみ加えるだけで十分です。
作り方
- オーブンを180ºCに余熱しておく。キッシュ型にはオーブンペーパーを敷いておく。
- トマトは4つ切りにする
- ボールに卵を溶きほぐし、続いてマスタード、オリーブオイル、塩・胡椒、細かく切ったバジルの半分を加えて混ぜ合わせる。
- パート・ブリゼを型に敷く。そのまま敷いても良いが、一度麺棒で薄く延ばすことで、よりおいしいキッシュができる。(僕は厚い皮も好きですが… ;P )
- ピケ(記事が膨らまないよう、空気抜きのためにフォークで生地にブスブス穴を開けておく)をした生地に、アパレイユ(卵とその他の材料を混ぜ合わせた液体。appareil)を流し込み、表面にトマトと残ったバジルを散らす。トマトにはほんの少量の砂糖を振る。最後にオリーブオイルを少量かける。
- 25分ほどオーブンで焼き上げる。
上に紹介したELLEのサイトでは、材料に牛乳・生クリームの記載がありませんでした。卵だけが液体分となると、焼き上げた時に薄くてかたい卵焼きみたいになることが予想されるので、オーソドックスなキッシュのレシピに欠かせない牛乳と生クリームを付け加えました。
そもそも、茶わん蒸しの卵と出汁の割合が1:3なので、この比率で卵と液体を混ぜて火を入れれば、やんわり固まるんですね。この比率が頭に入っていれば、キッシュを作るときにどんな型の大きさでも、アパレイユの量を自由に調整することができます。
さらに、溶けるチーズなどをアパレイユに入れて焼けば、よりリッチな味になり、冷えた時に固まって強度が増すので、持ち運びが便利になりピクニックにもってこいのキッシュになります。
おわりに
書いてみて思ったのですが、なんだかどれも炭水化物系の料理になっちゃいました。。。(´・ω・`)
個人的にオススメなのは、最初に紹介したタブレです。ピクニックに限らず、暑くて夏バテした体にレモンの酸味とミントのさわやかさが食欲を刺激してくれるので、夏の間にぜひお試しあれ^^!