フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

音感とフランス語

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フランス語はメロディアスな言語と言われることがあります。

人によっては、「イタリア語こそ歌うような言語だ」という意見を耳にすることもあります。僕にしてみれば、イタリア語はスペイン語と似て、歯切れのいい発音とテンポのいい話方をするので、どちらかというとリズムの言語だと思うのですが。。。

 

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音楽をやっているとフランス語学習に有利!?

 

僕はピアノを弾くのですが、その話をするとよくヨーロッパの人から(フランス人に限らず)「ピアノが弾けるんだったら、フランス語の上達が早かったんじゃない?」と言われます。

 

というのも、フランス語はメロディアスな言語であるがゆえ、言葉の中にある音楽的な要素が理解できるかというのは、フランス語を学ぶ上で重要なことなのだそうです。

 

 

発音

 

本当かな?とも思ってしまいますが、その音楽的な理解が発音の習得のために特に必要なのだそう。

 

フランス語の発音は難しいとよく言われますが、英語などと比べて決して複雑なわけではありません。フランス語の発音に例外はほとんどなく、スペルと発音はしっかりと対応しているのです。たいして、英語だと、aだけでもたくさんの発音のヴァリエーションがありますよね。

フランス語の発音の問題は決して複雑だから難しいのではなく、発音自体が日本人にとって理解しがたいのが問題。だって、日本語にはない音ばかりなんですから。

 

しかし、この問題の大本は、正しい発音を正しく聞き取れているか、というところにあると思います。

つまり、自分の発音を直すためには、正しい発音を知らなくてはいけません。音楽をやっている人は耳がいいと言われているので、フランス語の音の違いも聞き取りやすいのかもしれませんね。

 

 

リズム、イントネーション

 

言語には、それぞれ独特のリズムやイントネーションがあると思います。

なんの知識がなくても、ノルウェー語とルーマニア語を聞いたとき、それらは違う言語であることが直感的にわかるはずです。これは、文法や発音というより、言葉の持つイントネーションで区別していると思います。

 

これも、考え方によっては音楽的な素地があったほうが得意そうな気がしないでもないです。




実際はどうなのか

 

まぁ、実際のところは分からないですよね。

音楽をやっていて、440Hzと442Hzという微かな音程のニュアンスの違いが分かるからといって、eとèの音の違いがわかるかといったら、そうは問屋が卸しません。

 

ましてや、それが発音できるかといったら、さらに別の問題です。口の形や息の出し方など、テクニカルな点を習得する必要がありますからね。

 

音楽をやっているからといって、フランス語の学習に役立っているかというと、個人的にはそうでもないと思います。




音感というより

 

ただ、音楽(特にクラシック音楽)が好きだということで、フランスで話す話題が増えたことにより、結果的にフランス学習の役に立った。ということは言えると思います。

 

フランスには豊かな音楽の歴史があるので、音楽について詳しくなろうとすればするほど、自ずと覚える語彙の数が増えて、フランス語の学習に反映されます。

 

これは、ワインが好きな人はワインの絶妙な味を様々な形容詞で表現するために、豊富なボキャブラリーが身につくのと同じことです。

 

 

おわりに

 

みんな、フランス語を事実以上に音楽的な言語であると、過大評価しているような気がします。実際、楽器も何も触ったことのないような人でも、すばらしいフランス語力を身に着けている人は山ほどいます。

 

音楽をしたことがなくても、フランス語は確実に成長します。また、音楽をしていても気を抜けばフランス語は上達しないでしょう。

 

どうでもいいことですが、音楽を「する」とか「やる」って、なんか不思議な言い方ですねヽ(´ー`)ノ