フランシウム87

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コリウール - フランス南端の港町へ

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あけましておめでとうございます。

 




試験前だというのに、クリスマスバカンスを利用して友だちと遊びほうけていました^^

クリスマスには日本人の親友からイギリスから来てくれて、年越しにはパリから友人が来てくれたので、とっても楽しいバカンスになりました。

2015年はフランスが大きく揺れた年だったので、今年は平穏であることを願っているのですが…それはちょっと難しそうですね。

何はともあれ、自分にはまだまだ長い学生生活という道が用意されているので、今年もただただ突っ走っていくだけです。



さて、年末も年末、大みそかに友人たちと車をレンタルして、スペインとの国境にほど近いコリウールという港町に行ってきたのですが、ここが思っていた以上に素敵な街だったので書き留めておきたいと思います。

一番最初に貼った写真がまさにコリウールの町なのですが、どうでしょうこの海感。

私も海沿いと言われている町に住んではいるのですが、やや内陸にありビーチに行くまでは車でも30分はかかってしまうのです。

やっぱりこういう海に直に面した町っていうのは風情がありますね。

(白黒に加工しちゃって、わかりづらくてごめんなさい) 

それもそのはずで、この町は20世紀初頭のフランス芸術においては重要な街なのだそうです。

なんでも、数多くの画家たちがこの町の風景に刺激されて新しい技法を発見し、多くの作品を残したのだそうです。

フォービスムと称された画家たちもこの町にいたそうです。

…と、これは一緒に行ったフランス人から聞いた話なんですけどね。

私はフォービズム派の画家の絵を見ても、これといって何も感じたことがないので「ヘー」っていう感じの話でしたが。

でも、さすが芸術にゆかりのある街だけあって、いたるところに芸術的な作品がありました。

(ケータイを車の中に忘れてきてしまって、1枚も写真が撮れなかったのですが…)

私は、やっぱり印象派写実主義が好きだから、きらきらと夕日を反射させた波止場に打ち寄せる 波を見ているほうが、街中の作品を見るよりも気に入っていました。

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さて、このコリウールの少し北に行ったところにはペルピニャンという町があります。

ペルピニャンには比較的大きな大学もあったりして、地球の歩き方にも少しページが割かれているくらい栄えた街なのですが、そのガイドブックの説明によると「カタルーニャ(スペイン北部の地域名)文化の感じられる町」という説明があったんですね。

実は自分が今住んでいる町も、歴史的にはカタルーニャの一部だったのですが、別に2年間住んでいてもこれと言ってカタルーニャやスペインらしさを感じたことはなかったので、「カタルーニャ文化が感じられるっていうのはどういうことなんだろう?」と疑問に思っていたのです。

でも、今回コリウールのレストランのテラス席でランチをしているときに急に始まった路上でのバンドの演奏で分かりました。

音楽の旋律がスペインっぽい!(笑)

いろんなタイプの曲を演奏していたのですが、たまーにスペインらしさを纏った旋律を使った曲が演奏されていたんです。

うーん、コリウールなかなか面白い街。




パッと見、サントロペのような海沿いのリゾート地のような印象を受けるのですが(実際、リゾート地なのですが)、やはり国境近くに位置するということで、ほかのビーチリゾートとは一種変わったものが多く見つかる街でした。

今回は年末の寒い時期に行ったのですが、今年の夏にもぜひもう一度訪ねたい街の一つになりました。