HIV検査に行った?┃海外のアンチ・エイズのポスターを集めてみました
12月1日が何の日だったか知っていますか?
そう、知る人ぞ知る「世界エイズデー」です。
1988年にWHOが制定した国際デーです。
しかしながら、HIV感染、エイズの新規発症者は、いまだに毎年発生しています。
日本に限ってみると、2007年から1500人/年ペースの新規発症者がいます。多いと思いますか?それとも、少ないと思いますか?
今回は、そんなHIV、エイズに警鐘を鳴らす、海外のアンチ・エイズを目的としたポスターを紹介します。エイズに興味があっても、そうじゃなくても、ぜひ目を通していただきたいです。それに、なかなかブラック・ユーモアがあっておもしろいですよ。
12月1日は「世界エイズデー」
ポスターの紹介に行く前に、ちょっとHIVとエイズについて。
僕は、海外に住んでいるから、というわけではないのですが、定期的にエイズ検査を受けています。大体、年に2回ほど。本当は3ヶ月に1回が望ましいんですけどね。(エイズ簡易検査では、直近3ヶ月の感染は検出できないため)
で、そんな僕から言わせると、日本人はエイズについてアバウトすぎます。
エイズっていうと、性交渉を多く持つ、だらしない人が感染する病気だと思われがちですが、決してそうではありません。毎回高級料亭で食事をしていても、生ガキ由来のノロウイルスに、運悪く当たってしまうときは当たってしまうのと同じように、いつ誰がHIVウイルスに感染してもおかしくはないのです。
特に、性教育もだらしない日本人は根本的に性病に対しての知識が欠如しているので、よくわからないうちにHIV保菌者になり、その病原菌を他の人にうつしてしまうケースがよくあるのだそうです。
NIID(国立感染症研究所)のデータを、ぜひ一度見てもらいたいのですが、2007年以降の新規感染者数は1500人/年のペースです。単純計算で、今日もどこかで一日4人の人が感染しているわけです。
この数字を見たら、日本ももうちょっとエイズ検査に積極的になってもいいのにな、と思ってしまいます。
なんて、偉そうなこと言っている自分も、フランスに来るまではエイズ検査を受けたことがありませんでした。入国後、フランスでの居住許可を得るために移民局に行ったときに、待合室にエイズ検査のポスターがあったんですね。そこで熱心にポスターの写真を撮ってるベネズエラ人がいたから、何をしているのか聞いてみたのです。なんでも彼の兄弟が性感染症の研究をしているそうで、「こういうのって大切だから、君も受けておいたほうがいいよ」と言われたのです。
実際、フランスのエイズ検査に行ってみると、カップルで受けに来ている人を多く見かけます。友達いわく、新しくだれかと付き合うときには、やっぱりそこんとこも気になるのだそう。
HIV検査まめ知識 | HIV検査・相談マップから、近くの検査できる場所を探すことができるので、ためしに検索してみてください^^HIVウィルス以外の、例えばB型肝炎などの病気も検査対象に入ってると思うので、一度は受けておいて損はないと思います。
海外のアンチ・エイズポスター
というわけで、ながながとエイズ検査に関して書いてしまいましたが、ここからはアンチ・エイズのポスターを紹介したいと思います。
既に日本のポスターを紹介しました。結構ドキッとするメッセージですよね。でも、海外のポスターのブラック具合も負けていませんよ~
コンドームの使用でHIV陽性→陰性
コンドームは死の危険を遠ざける
エイズ48手…じゃなくて30手
あなたが寝る相手は、その人の過去の相手でもあるということ
全くほしくないプレゼント
ピストル自殺
命を守るプロテクター
「エイズは美しい」
HIV+
検査に行かないと、お仕置きだそうです
なってからでは遅いのです。また、知らずにうつしてしまっては取り返しがつきません。なたは本当に自分の体のことを知っているのでしょうか?