「社会の窓」と言ってフランス人に伝わるか?!
社会の窓…これを読んでくれているのが日本人の方であれば、きっと社会の窓が何を意味するのか知っていることでしょう。
手元の電子辞書に収録されている広辞苑第五版によるとによると(そうです!辞書に載っているんです!)
(昭和20年代のラジオ番組名から)主に男子の、ズボンの前開きを言う俗語。
とのこと。よくわかりません。
さて、先日、知人のフランス人が、この社会の窓が空いちゃったまま女の子と話していたので、どうにかして暗号めいた形で彼に伝えたいと考え、この言葉を思い出したのです。
さて、彼は社会の窓の意味が分かったのでしょうか?
Ta fenêtre de la société est ouverte!
これが「君の社会の窓が開いてるよ」を、フランス語に直訳したものです(笑)
自分で言っておきながら「まぁでも分かってくれないだろうなぁー」と思っていたら、その彼は「えっ?」という顔をして、すぐにスボンのチャックを確認しました。すごい!通じた!!!
これで社会の窓開放事件には終止符が打たれたかと思ったのですが、近くで聞いていた他の友人が、ひどくこの言葉が気に入ったようで、大笑いしていました。
その上、彼は社会の窓と聞いても何のことだかさっぱりわからなかったそうです。
人によって言葉の捉え方はいろいろだなぁ、なんて思っていると、その友人は試しに近くにいた何人かの男の子たちに「社会の窓開いてるよ!」と言って、わかるかどうか試していました。
そしたらなんと、約半数の人はすぐに自分のズボンのチャックのことを言われているのだと、すぐにピンときたみたいです。フランスでも意外と通じる社会の窓…(笑)
社会の窓という言葉には、意外と人類共通の感覚が組み込まれているのかもしれないですね^^