フランス語と英語の動詞の活用について気付くこと
フランス語の動詞の活用って面倒くさいですよね。
通常、一つの動詞につき、最低60個程度の活用形があることになります(*_*)ヒェー
でも、動詞の活用フランス語に限ったことではないんですよ。僕達に馴染み深い、英語にもあるって考えたことありますか?
英語の動詞の活用
英語の場合は動詞の活用と聞くと、make-made-madeの様に、「原型-過去形-過去分詞型」を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、動詞の活用はそれだけなのでしょうか。何か、もっと身近で忘れているものはありませんか?
三単現のS
覚えてますか?三単現のS。
おそらく、中学生の頃に、何か呪文の藻ように意味もわからず覚えさせられた人もいるはずです。僕がそうでした^^
さて、三単現のSというのは、三人称単数現在形の時に動詞の語尾にsをつける、という英語の文法法則です。
例えば、I like this pen. 主語が三単現のHeに変わると、He likes this pen.になります。
でも、これなんで三単現のときにSつけるんだろう?って考えたことありませんか。
フランス語ではふつう
そもそも、フランス語の場合は、一単現もニ単現も三単現もあるのです。もっと言うと、一複現、ニ複現、三複現まであります。
なので、フランス語ではそれぞれの人称、さらにそれが単数か複数かによって、動詞の語尾を活用して見分けをつけているのです。
きっと、英語は三単現のSだけが保存されたのでしょう。
僕は、英語に三単現のSという法則が残っているのは、フランス語由来であるとは思いません。おそらく、ドイツ語などのアングロサクソン系の言語が由来なんじゃないかな、と思います。ドイツあたりの言語も、フランス語の様に人称ごとの活用がありますので、おそらくそちらのほうが英語圏に持ち込まれて保存されたんじゃないかなぁと思います。アングロサクソンの言葉には明るくないので分かりませんが。
youの複数形
もう少し言うと、英語にはyou、つまり二人称には単数と複数の違いがありません。
これってフランス語を勉強してから改めて見ると、なんだか不思議じゃないですか?
目の前に何人かの人がいても、それが二人称であれば、数に関係なくyouなのです。
youの複数形ってなんだっけ?あ、youだ。みたいな事が、英語を使うときに頻繁に起こります(´・ω・`)
おわりに
動詞の活用の少なさも、英語は他の言語に比べて比較的習得しやすいと言われる理由の1つだと思います。
しかし、フランス語が話すことができても英語がうまくならないのはミステリー。。。