フランシウム87

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TCF-DAPの作文対策!5つのポイントを押さえて大学入学に必要なレベルをクリアしよう

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こんにちは!

早いもので、大学1年目(Licence1)医学系教育第一課程1年目(PACES)に入学を希望する人で、まだフランス語のディプロムを持っていない人は受けなくてはいけないTCF-DAP(Demande d'admission préalable の試験日が残り10日を切りました!

TCF-DAPについては、以前このエントリーでも取り上げています↓

francium87.hatenablog.jp


僕も2年前の2014年2月に受けました。

フランス語を勉強し始めたのが2013年9月からだったので、5か月間の勉強で大学入学に必要なB2のレベルまで持っていくのはかなり賭けだったのですが…

結果的には、自分のTCF-DAPの成績では、希望した大学がどこも受け入れてくれず(泣)

結局、その年の5月に受かったDELF B2のディプロムを使って、2015年の入学申し込みに使いました。



さて、フランス語の勉強を始めて5か月のbantanは、TCF-DAPで、作文は大学入学が認められるB2のレベルが取れたんです。

(B2レベルですべての学校・学部に入学を認められるわけではありませんが、一つの基準としてB2が最低ラインです)

今日は試験直前という事で、bantanが作文で点数を落とさないために気を付けていた5つのポイントを紹介したいと思います。

試験問題のサンプルをこのサイト(Exemple de sujet TCF DAP - CIEP)からダウンロードしたので、それを使って説明します。

 

TCF対策の問題集はこちら→【無料あり!】TCF-DAPで僕が必死に取り組んだ問題集 3選 - フランシウム87





 

Consignesをよくよく読む!



consignesとは、試験問題の最初に書いてある、いわゆる注意書きです。

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このページは試験問題の前に入っています。

このconsignesを読み飛ばしていると、あなたの答案用紙は採点すらされないことになってしまうかもしれないんですよ~!

よくよく読みましょう。

ちなみに、ここに書いてあることは…

-制限時数が守られていない答案があった場合(片一方でも)
-答えがテーマに沿っていない場合
-2つのうち1つの問題が未回答の場合

上の3つの場合、あなたの答案は採点されません。

不正があった場合にも採点はされません。

時間の計画をしましょう。





 

nombre de motsを書き忘れない!



作文の最後の一文を書き終えても、まだ試験は終わっていません。

nombre de mots(単語数)を最後に書かないと、減点対象になってしまいます!

僕は単語数を数えるのに、300字程度の作文だと5分かけて見返していました。

それと、見返している途中で手直ししたい部分が見つかることもあるので、手直しに5分。

合計で10分の見直し時間(単語数を数える時間を含む)は確保できるように、いつも意識していました。


 


 

時間配分をしっかりと計画する!



TCF-DAPの作文問題は、計2題あります。

試験時間は1時間30分。

それぞれの問題に10分の見直し時間を充てると、残り使える時間は70分。

1問目は2問目よりも比較的簡単で最低字数制限も少ないので、1問目のほうが少ない時間で済むはずです。

だいたい、3:4くらいの時間配分がいいんじゃないかと思います。

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1問目の例です。

1問目は写真の風景や状況について問題点や事柄を見つけ出して、それについての考えを述べていく問題です。

例えば、この写真だったら、「多すぎる仕事が個人の生活を圧迫している 」とか「森林破壊と企業の紙の利用のしかた」なんていう感じの簡単なテーマで書き進めていけばいいと思います。

作文に30分しか時間が与えられていないとなると、このテーマ決めと、文章構成は5分で終わらせたいですよね。

それと、1問目は文字数が少ないので、見直し時間は5分で頑張りましょう。

文章構成なんて、毎回同じフォーマットを使えばいいのです。

例えばこんな感じ。

問題提起

こうしたらいいと思う!(意見)

私の国では~(論拠)

結論

4段落構成ですね。

そしたら、残り時間の20分を4段落で使うのです。

一段落当たり、約5分…

少し短い気がしますが、10単語/分で書き進めていけば20分で200文字に達することになります。

そう考えると何となくいけそうですよね。 



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同じようにに2問目についても考えます。 

これも問題文をよく読んで考えていきましょう。

多分、1問目よりも文章構成を考える時間が長くなると思うのと、最低字数制限も増えるので、やはり40分は確保したいところですね。





 

書けなくても書く!



consignesに書いてあるように、最低字数制限を守らなければ採点対象になりません

とはいえ、テーマによってはアイデアが出てこなくて、なかなかペンが進まず最低字数に達しないことも考えられます。

でも、書くんです。とにかく、何でもいいから最低字数だけはクリアしましょう。

最悪、文の途中だったらテーマから少しそれたことでも書いて大丈夫だと思います。

(責任とれませんが、僕は毎回大丈夫です笑)

だって、読み始めの冒頭から脱線してたら、そりゃ読まれないと思うけど、真ん中くらいで少し話題が変わってもそんなに気にならないでしょ。

そんな感じで、どうにか字数だけは稼ぐようにしてください。




 

下書きしない!



TCF-DAPは、案外試験時間が足りないです。

だから、下書きを丁寧にやってたりすると、簡単に時間オーバーになってしまいます

文章構成のスケッチをささっと各位に下書きは抑えて、あとはダイレクトに清書しましょう。

ちなみに、使える筆記用具は黒か青のペン。

書いても消せるフリクションなどのペンを使うことは基本中の基本です。 






いかがだったでしょうか。

当たり前といえば当たり前のことなんだけど、いざ試験本番になると何もかもが不安になると思います。

最低でも作文の問題では今日紹介した5つのポイントを忘れなければ大きな失点をすることはないと思います。

それと、最後に一つだけ。

大学1年目を始めたいんだったら、なにもC2のレベルはいりません。

基本的な文章が、正しいorthographeで書けていればB2レベルくらいとれるはずなんで、あまり肩ひじ張らずに試験を受けてください。

TCFの結果って、自分の実力がカテゴリーごとに数値化されて返ってくるので結構面白いですよー^^



では、試験勉強頑張ってください! 

 

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