フランシウム87

南フランスに住む日本人学生が発信するブログ。

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読唇術とフランス語┃口のカタチは大切!

フランスを学習うえで大きな障壁となるのが発音です。

日本語では使わない発音がたくさんあるので、正しい発音を身に着けるのは簡単なことではありません。しかし、そのカギはもしかしたら唇にあるのかもしれません…

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読唇術でのコミュニケーション

読唇術というのは、相手の口や唇、あごなどの動きから何を言っているのか判断する方法です。耳の不自由な人が使うことが多く、手話を使わなくても口の動きで言っていることが分かります。

僕がフランスに留学を始めたころ、バーで読唇術を使って話をする耳の不自由なカップルに出会いました。とてもオープンな人たちでいろんな人と話していたんですが、まだフランス語を習いたての僕とも話ができていてとてもびっくりしました。

その時、以前からこのブログでも紹介しているouの発音に苦心していたのですが、読唇術を使う彼らに「君は口のカタチがなってない」と言われました。そこで彼らによるouを発音するための口のカタチのレッスンが始まったのですが、その時に教わったことをまとめたのがこの記事です。

 

口のカタチを意識すると…あらびっくり!

彼らに言われたように口のカタチを意識して発音してみると、驚いたことに発音がよくなったと他の人から言われました。それまで発音は口の中(舌の位置など)で作られるものだと思い込んでいたのですが、実は口全体から顎まで使うことでフランス語の発音が完成するということに気が付いたのです。

フランス語の発音が気になる人は、一度自分の口のカタチについてよく考えてみるといいかもしれません。今はYouTubeを駆使すればネイティブの口のカタチを観察することができますし、日本語での詳細な解説が欲しければ発音用の教材もあります。

 

おわりに

今考えれば、唇の動きだけで何を言っているか理解する能力もすごいですが、耳が聞こえないにもかかわらずフランス語がまだ未熟な僕でも理解できる素晴らしいフランス語を発する能力を持っていた彼らは、とてもすごかったんだなと思います。

フランス語の発音は口全体やその周辺の部位まで使って作り出す。これが鉄則です^^